「何事もポジティブな言葉に言い換えよう?」
例えば面接で
面接官:「今回の転職理由はどんな事ですか?」
応募者:「会社の経営方針と
自分が進みたい方向が違うので
転職したいと考えています。」
面接官:「どのように違うのですか?
具体的に教えてください。」
応募者:「はい。
今の会社は
売上拡大のみを優先して
顧客満足を軽視しているので
転職を考えています。」
面接官:「え?
売上が伸びているのは
顧客からも一定の評価を得ている証拠ではありませんか?」
応募者:「それはそうかもしれませんが・・・。
私は、もっと丁寧な仕事をして
顧客満足度を高めたいと考えています。」
面接官:「え?
それは、売上が落ちても
丁寧なサービスを提供したいという事ですか?
それは、自己満足ではありませんか?」
上記のように
面接官にネガティブに聞こえる転職理由を話すと
どんどん突っ込まれてしまい
ほとんど不合格になってしまいます。
それでは、転職理由に関して
どのような言葉で話せば良いのでしょうか?
(ポイント)
1 今の会社を批判しない。むしろ、感謝を言葉にする。
2 転職を考えるに至ったエピソードを話す。
3 結果として、あくまで前向きな転職である事を伝える。
上記の3つのポイントに留意して
面接をやり直しましょう。
面接官:「今回の転職理由はどんな事ですか?」
応募者:「はい。
私にとって、人材コンサルタントの仕事は
天職だと思っています。
従って今回は
転職ではなく
転社だと考えています。」
面接官:「ほー、天職なのに
なぜ、転社しなくてはならないのですか?」
応募者:「はい。
それは、私の甘えかもしれません。
今の会社は
大手で知名度も資本力もあり
ご登録いただける人材も多いです。
おかげさまで業績も悪くなく
周囲の人にも恵まれています。
ただ、本当の私個人の力は
どのくらいなんだろう?と
最近、同業他社のコンサルタントとの会合での
刺激的な出逢いを通じて、考えております。」
面接官:「そんな会合にも参加されているのですか?」
応募者:「はい。
ダイレクトリクルーティングとか
リファーラルとか
ヘッドハンティングとか
そういう手法が主流になりつつあるので
危機感を感じて参加させていただいております。」
面接官:「ほー、それでは貴方も
リファーラルとか
ヘッドハンティング的な
動きを模索されているんですか?」
応募者:「はい。
遅ればせながら
この2~3年は
リファーラルに注力しております。」
面接官:「その結果はいかがでしょうか?」
応募者:「はい。
まだまだですが
売上の三分の一ぐらいは
リファーラルで上げさせていただいております。」
面接官:「へー、それは立派ですね。
そんな活動を意識的にやって
ちゃんと結果も出していらっしゃるのであれば
当社としても大歓迎です。
当社の社員と一緒に働きませんか?」
このように
自分から行動を起こして
チャレンジしている姿勢は
どこの会社の面接でも
大いに評価されます。
「自ら機会を創り出し
機会によって自らを変えよ」
まさに、これを実践している人には
怖いものなしです。
「いまから
ここから」 みつを
合掌。