「大手と中小の社会貢献度違いは?」
大手人材紹介会社に入社すれば
大きな仕事ができるかもしれない?
例えば
・中高年のシニア人材を積極活用するような潮流をつくる。
・育児中の女性を在宅勤務で積極活用するような潮流をつくる。
・U・Iターン転職市場を盛り上げ、地方創生に貢献する。
・外国人を育成しながら積極活用するような潮流をつくる。
上記のように
社会的な課題を解決する提案を発信して
自ら課題解決につながる新たな労働市場を創造する。
というような
「社会的影響力が大きな仕事ができるのではないか?」
というようなイメージを持っている方も
少なくないでしょう。
また、そのようなイメージや志向を持っている方々が
大手人材紹介会社に応募されるのだろうと思います。
一方で
中小人材紹介会社に入社すれば
手間暇かけて丁寧なサービスができるかもしれない?
例えば
・1社の求人に多くの労働時間を投入し、素晴らしい候補者を厳選して紹介できる。
・お一人の転職希望者に多くの労働時間を投入し、相応しい求人を厳選して紹介できる。
というような
「1社やお一人から 『ありがとう』 と言われるような丁寧な仕事ができるのではないか?」
というイメージを持っている方も
少なくないと思います。
ところで、このような仕事は
バカ丁寧なだけで
社会的影響力はないのでしょうか?
昔、ある幹部社員に教えられた事がありました。
「私は、新たな労働市場を創造するなんていう事を
日常考えながら仕事をしてません。
武谷さん、こんな話を知ってますか?
ある日、小さな女の子が、いつもの海辺を散歩していました。
そうすると、砂浜にヒトデがたくさん打ち上げられていました。
女の子はそれを見て、ヒトデを助けたいと思いました。
そして、一つのヒトデをポーンと海に投げ返しました。
そしてまた一つ、そしてまた一つと何度も何度も
海にいくつものヒトデを投げ返してあげました。
こんな話、知ってますか?
私は、この話の女の子をイメージして、
毎日仕事をしています。
こんな仕事では、社会的影響力はないでしょうかね?」
当時、転職市場を一つのカタマリと考えていた私にとっては
この幹部社員から聞いた話は新鮮であり
「市場は1社1社と一人一人によって構成されている」
と、自分を原点回帰させてくれました。
「社会的影響力とは物量だけの問題だけではない」
と思い、ハッとさせられました。
かなり前に聞いた話ですが
今でも鮮明に
女の子がヒトデを海に投げ返すイメージがわきます。
「永遠の過去
永遠の未来
その間の一しゅんのいのち
いまここに生きて
あたらしき春に逢う
ありがたきかな」 みつを
合掌。