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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「採用は外科的治療。教育は内科的治療?」

「採用は外科的治療。教育は内科的治療?」

昔、書籍や上司から

コンサルティングとは

「診断」 と 「介入」 である

と教えてもらいました。

病気の治療に似ていますね。

「診断」 によって

「どこが悪いのか?」 を突き止める。

そして、「介入」 とは 

「治療法を選ぶ」 という事ですね。

「手術など外科的治療」 を選ぶか?

「投薬など内科的治療」 を選ぶか?

この選択は

相手のクライアント企業(患者)によって

当然異なります。

これを我々の仕事に言い換えるならば

「手術など外科的治療」 = 「外部から人材を採用して課題解決する」

「投薬など内科的治療」 = 「内部の人材育成に注力して課題解決する」

という事になるでしょう。

従って

人材紹介業は

「外科的治療」 が専門です。

しかし、クライアントの全ての課題を

外部からの人材採用だけで

解決できるわけではありません。

現存する内部の人材を

いかに育成するかという

「内科的治療」 も不可欠です。

従って

クライアントの課題を解決するためには

総合的な観点から

ヒューマンリソースの問題に取り組む必要があります。

そこで注目されているのが

「タレントマネジメント」 です。

タレントマネジメントとは、企業目標達成のためのタレントを特定し、

採用、配置、評価、処遇、育成などの一連の人事プロセスを通じて、

人材を惹き付け、潜在的な能力とやる気を引き出し、

タレントを最大限に活かす、総合的なしくみやしかけのことです。

数年前

コーン・フェリー様にお邪魔した時も

シニアパートナーの方が

「もう当社の売上の半分以上を

 タレントマネジメント関連の事業が占めています。

 他のグローバルサーチファームも

 我々に追随して

 タレントマネジメント事業への

 シフトを急いでいます。」

と、おっしゃっていました。

「外科的治療」 と 「内科的治療」

その両方がクライアントから求められています。

「花はつねに

 あたらしい枝に咲き

 あたらしい枝は

 かならず

 ふるい幹から出る」                                  みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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