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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「マネージャーは空気を読むな?」

「マネージャーは空気を読むな?」

今年の3月

大手人材紹介会社の

営業マネージャーのAさんから

お電話をいただきました。

Aさん:「武谷さん、ご無沙汰しております。

     Aです。

     今、お話しできますか?」

私:「おー、Aさん

   久しぶりですね。

   何ですか?」

Aさん:「実は、人事異動で転勤する事になりました。」

私:「へー、どこに転勤するんですか?」

Aさん:「関西に行く事になりました。」

私:「へー、関西?

   そう言えば

   大学は関西でしたね?」

Aさん:「はい、関西は好きです。

     だから、転勤には全く抵抗はありません。」

私:「じゃあ、良かったですね。

   おめでとうございます。」

Aさん:「そうなんですが

     何か東京でやり残したと申しますか

     やり切れなかったと申しますか

     自分でも不本意な点があって

     力不足を感じました。」

私:「例えば、どんな事が心残りですか?」

Aさん:「前半の数年間はともかく

     後半は自分で自分を縛ってしまい

     突っ走る事ができませんでした。」

私:「なぜ、突っ走れなかったんですか?」

Aさん:「いつの間にか

     周囲の空気を読む癖がついてしまって

     破天荒に暴れられなかった気がします。」

私:「珍しいですね。

   暴れん坊のAさんでも

   周囲の空気を読んだりするんですね?」

Aさん:「自分の弱さが原因ですが

     組織って怖いですね。

     色々な誘惑もあって

     暴れられませんでした。」

私:「人間ですから

   みんな、そういう弱い部分はありますし

   私自身も同じような経験をして

   失敗しました。

   でも、またリセットして

   暴れたらいいんですよ。

   人事異動は良い機会です。」

Aさん:「そうですね。

     良い意味でリセットして

     もう一度、暴れようと思います。」

私:「『マネージャーは空気を読むな』 ですね。」

Aさん:「どういう意味ですか?」

私:「空気を読むマネージャーなんて

   迫力がないし

   魅力がないし

   誰もついてきませんよね?

   経営陣に対しても

   メンバーに対しても

   自分が思った事を

   堂々と率直に言えるマネージャーでないと

   マネージャーの存在価値なんて無いでしょう?」

Aさん:「全くその通りですね。

     空気を読むと

     自分に負い目ができて

     迫力も魅力もなくなるし

     業績もメンバーもついてこなくなります。」

私:「だから、人事異動は自分をリセットする

   絶好の機会です。

   暴れん坊のAさんに戻って

   おもしろ、おかしく、元気に仕事をしてください。」

Aさん:「はい、そうします。

     ありがとうございました。」

「自分が自分に

 ならないで

 だれが自分になる」                                 みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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