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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「人材派遣会社から人材紹介会社へ?」

「人材派遣会社から人材紹介会社へ?」

最近は深刻な人材不足ですし

一時期停滞していた

人材派遣会社の業績も

悪くはないようです。

それでも

人材派遣会社から人材紹介会社への

転職をご希望される方は多いです。

人材派遣業は

技術者特定派遣のような

高付加価値派遣以外は

利益率が低く

厳しい状況が

既に20年程度続いています。

スタッフさんに給料をお支払いして

社会保険料も半分負担していたら

粗利益が5%とか10%しか出ません。

そこから、自社の正社員の人件費や

宣伝広告料、オフィス賃貸料などを支払うと

ほとんど利益が出ません。

本当に大変です。

収益が上がらなければ

当然、自社の社員の給料も上げられませんし

ポスト不足になります。

誰でも支店長になれる時代ではありません。

「頭打ち市場」 と 「利益が出ない中での過当競争」 とで

人材派遣会社の社員も不安になります。

そこで

隣の人材紹介業を見てみると

粗利益率が何倍も高いので

社員の平均年収も高いです。

従って

人材派遣会社から人材紹介会社への

転職を考える方が増えるのは

当然の流れだと思います。

ただ、気をつけていただきたいのは

転職するのであれば

30代前半ぐらいまででないと

内定をGETするのは難しいという事です。

大変よくお問合せいただくのは

40代以上で

人材派遣会社の支店長や部長や役員を経験され

「今から、人材紹介会社への転職を考えています」

という方々です。

ここまでの方になると

正直、ご紹介先はほとんど無くなります。

能力的には

やれば、人材紹介コンサルタントの仕事でも

何でもできると思います。

ただ

「それだったら、もっと若い派遣会社の人を採用するよ」

という企業がほとんどです。

40代以上の役職者になれば

年収も700万円以上で

奥様・お子様もあり

住宅ローンも抱えている方が多いです。

そんな責任世代の方に

「あなたは、人材紹介業は未経験なので

 スタートの固定年収は400万円です。

 あとは、インセンティブで稼いでください。」

とは、強く言えません。

従って

もっと身軽な若い時に

ご家庭や住宅ローンを抱える前に

転職のご決断をいただきたいのです。

人材派遣業は

莫大な雇用を創出している

重要な産業です。

定年まで働けるのであれば

無理に転職される必要はありません。

しかし

どうしても稼がなければいけないとか

どうしても人材紹介をやってみたいとか

強い志望動機がある方々は

とにかく早めのご決断をされてください。

取締役とか部長さんとか

そういう上級幹部の方々に

「あなたにご紹介できる求人はありません」

と言うのは

本当に恐縮で申し訳ないのです。

それなら、転職されるより

自社の人材紹介部門へ人事異動された方が

良いと思います。

「そのとき

 どう動く」                                      みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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