「業績不振をどう乗り越えるか?」
面接において
よくある質問ですね。
景気が良い時は
誰でも売れます。
逆に
少し景気が下火になってくると
すぐに業績不振に陥る
コンサルタントがいます。
しかし
「業績不振をどう乗り越えるか?」
という質問をされた時に
自信を持って答えられる
人材コンサルタントは意外と少ないです。
数か月前に
お会いしたAさんもそうでした。
私:「業績不振になったら
どのように乗り越えますか?」
Aさん:「過去のデータベースの人材に
再度アプローチします。」
私:「そんな事をして
業績不振から抜け出す自信はありますか?」
Aさん:「実際やってみたら
これまで1件とか2件とか
決まった事はあります。」
私:「1件とか2件で
業績不振から脱出できますか?」
Aさん:「そこまではできませんね。」
私:「そうですよね?
なぜ、人材ではなく
求人に目を向けないのですか?
Aさんは、求人の仕分けをしてますか?」
Aさん:「求人の仕分けは
なんとなく感覚的にやっているだけです。」
私:「①決められる求人であり、自分の強みでコンペにも勝てる。
②決められる求人だけど、コンペが厳しい。
③様々な状況から、そもそも決められないであろう求人。
というように、大きく分けると
三種類の求人に分類できますよね?」
Aさん:「確かに、そうですね。」
私:「従って
①決められる求人であり、自分の強みでコンペにも勝てる。
という求人件数を
どれぐらい保有しているか?
それが問題です。
この①に該当する求人が
少ないから業績が上がらないわけですよね?」
Aさん:「なるほど、確かにそうでしょうね。」
私:「じゃあ、そんな現状がわかったら
どのような営業活動をしますか?」
Aさん:「①決められる求人であり、自分の強みでコンペにも勝てる。
という求人件数を増やします。」
私:「どのように増やしますか?」
Aさん:「まずは、既存クライアントを訪問して
そのような求人を掘り起こします。」
私:「はい、そうですね。
それは是非日常からやりましょう。
それ以外には?」
Aさん:「うーん・・・。」
私:「Aさんは
新規企業の開拓はやらないんですか?」
Aさん:「あー、新人時代はやりましたが
ここ数年は積極的にはやってませんね。」
私:「Aさん、コンサルタントは
辞めるまで
新規開拓をやらないとダメです。
既存クライアントだけを
どうなめまわしても
それだけでは
業績不振を乗り越えられるような
求人はGETできませんよ。」
Aさん:「多分そうですね。
新人時代に戻ったつもりで
やっぱり、新規開拓をやらないと
結局、じり貧になりますよね?」
私:「そうですね。
企業にも寿命があるし
元気な時代は
そんなに長くありません。
結局は最後は
ほとんどの企業が倒産するか
他社に買収されるかですからね。」
Aさん:「本当にそうですね。
これからは
現状に甘えず
常時、新規開拓を続けます。」
「いまから
ここから」 みつを
合掌。