「職務経歴書が8ページも?」
数年前
まだ20代だったのですが
「職務経歴書が8ページ」 というAさんが
ご相談にお越しになりました。
過去の職歴は、2社でした。
経験職種は 「法人営業」 のみで
部署や転勤などの人事異動は
2回でした。
8ページの職務経歴書は
40代、50代の方でも
めったにないので
「一体何が書かれているんだろう?」
と不思議に思い
内容をじっくり拝読しました。
もちろん
ご本人の思いが込められた
職務経歴書ですので
丁寧に読みました。
その結果
8ページになった原因がわかりました。
●各社・各部署の経験の都度、ご本人の感想や学んだ事が詳細に書かれている。
ここまで来ると
職務経歴書と言うよりも
「自叙伝」 という感じでした。
面接で質問する必要もないぐらい
詳細に書かれていました。
しかし、さすがに
8ページの職務経歴書では
内定が取れないと思いましたので
申し上げました。
私:「大変ご丁寧且つ詳細に書かれているので
これまでのご経歴やお気持ちが
よくわかります。
ただ、8ページの職務経歴書では
あまりに多すぎて
応募企業の内定を取る事は難しいです。
従って、できれば
3ページ以内にまとめてください。」
Aさん:「ありがとうございます。
わかっています。
8ページの職務経歴書は
武谷さんとの面談のために
用意してきました。」
私:「え!! 私との面談のために?」
Aさん:「はい。
できるだけ、私の事をご理解いただきたかったので
かなり長くなってしまって恐縮ですが
8ページになりました。
済みません。」
私:「いえ、そんなわざわざ
私との面談のために
ご用意いただき
ありがとうございます。
ただ、このまま
応募企業に提出するには
枚数が多すぎますので
できれば、
3ページ以内にまとめていただければ幸いです。」
Aさん:「はい。
ここに丁度、3ページの職務経歴書があります。
こちらが、応募用の職務経歴書です。
いかがでしょうか?」
私:「へー、驚きです!!
応募用の職務経歴書は
見事に3枚にまとまっていますね。」
Aさん:「まぎらわしくて、済みません。
よろしければ
こちらを応募企業に
お送りください。」
Aさんのように
面談用と面接用
二つの職務経歴書を持参される方は
非常に珍しいので
驚きました。
面接用の方は
わかりやすく簡潔に
まとめられていました。
その後
Aさんの面接は
スイスイと進み
第一志望企業に内定され
入社後も大活躍されています。
「おかげさん」 みつを
合掌。