「レジュメに良い事ばかり書いちゃだめですよ?」
一昨日と昨日
中堅の人材コンサルタントの方と
お会いしました。
お二人の共通点は
職務経歴書に
目標達成した時の数字だけを
書いていた事です。
私:「この間の年度の数字が書かれていませんが
どうしてですか?」
キャンディデート:「達成していませんし
書くほどの数字ではないと思いました。」
私:「え?
じゃあ達成した年度の数字だけ書いたんですか?」
キャンディデート:「まー、そういう事です。」
私:「それはダメですよ。」
キャンディデート:「そうですか?」
私:「そりゃそうですよ。
良い時の数字だけ書くなんて
ずるいじゃないですか?」
キャンディデート:「済みません。
やっぱりそうですよね。」
私:「はい。
良い時の数字だけ書いて応募すると
面接やレファレンスチェックで突っ込まれて
必ず不合格になりますよ。」
キャンディデート:「やっぱりそうですか?」
私:「はい。
まさに逆効果で
良い時の数字だけ書いて
悪い時の数字を書いてないと
人間としての信頼性が乏しいという
厳しい評価につながります。」
キャンディデート:「確かにそうですよね。」
私:「はい。
嘘つかない・逃げない・ごまかさない。
それが大切です。
人は誰でも
良い時も悪い時もあるじゃないですか?」
キャンディデート:「その通りですね。」
私:「悪い時でも
頑張って乗り越えた経験が
その人の魅力になりますよね?」
キャンディデート:「確かに、そうでしょうね。」
私:「内定される方々は
達成できた時の数字も
できなかった時の数字も
ちゃんと書かれていますよ。」
キャンディデート:「そうなんですか?」
私:「はい。
だから、達成できない時がある方が当り前です。
大丈夫ですから
怖がらないで
本当の事を全部書いてください。」
キャンディデート:「ありがとうございます。
わかりました。
すぐに修正して
新たな職務経歴書をお送りします。」
という事で
一昨日の方は
その日の内に
新たな職務経歴書を
送ってくださいました。
誠にありがとうございます。
「ほんとうのことが
いちばんいい」 みつを
合掌。