「ビジョンを共有できる会社は退職者が少ない?」
そんなに明確なビジョンでなくてもいいのですが
「うちの会社は、だいたいこっちに進んでいるよね?
何となくOKだよね。」
というような
方向が共有できている会社は
退職者が少ないです。
「もう少し先が見えるまで
一緒に頑張ってみよう!!」
という暗黙の了解と活気が社内にあります。
「どこまで行けるんだろう?
少なくとも
得意分野ではトップになりたいな。」
とか、願望やプライドもあります。
逆に
「ビジョンは売上No.1だ」 とか
あまりに単純な会社の社員は
「どうしてNo.1なの?」 とか
「何のために
No.1になるの?」 とか
疑問を持つ人が多いので
組織の求心力が弱くなり
退職者も増えます。
従って
「No.1」 というようなゴールだけを語らず
「No.1になる目的は何か?」 とか
「No.1になるためには、何が必要か?」 とか
「No.1になるためには、何が足りていないか?」 とか
「No.1になると、どんな事ができるのか?」 とか
「No.1になると、社員にどんな良い事が起きるの?」 とか
「No.1」 になる意義を語らないと
「そんなの私たちには関係ない」 と思う人が増えてしまい
ほとんどの社員はついて来ません。
その結果
「自分のビジョンは自分で決めるよ」 という社員が増えて
多くの退職者を出してしまいます。
従って
経営者は
自分の立場で
ビジョンを語るのではなく
社員やお客様の視点から
ビジョンを語る必要があります。
売上や利益の話は
株主総会や幹部会議か
社員が質問してきた時に
話せば良い事です。
普通、自主的に聞いてきますよ。
社員を子ども扱いしてはいけません。
「背のびをすると
骨が折れる」 みつを
合掌。