「羊のような人材ばかり採用してどうする?」
企業の成長段階において
ある程度
「社員の同質化」 が必要な
地固めの時期もあります。
特に
離職率が高いベンチャー企業においては
中途採用に加えて
新卒採用も実施する事によって
「デコボコ過ぎる社員」 を
ある程度平らにして
組織基盤を安定させる必要があります。
この施策によって
組織が格段に落ち着いた例として
JACリクルートメント様があげられます。
大昔は
既存コンサルタントの個性が豊か過ぎて
なかなか収拾がつかず
離職者が絶えない状況が続いていましたが
2002年から新卒採用に踏み切った事によって
状況は大きく変わりました。
今や
リクルートやパーソル並みの
離職率15%程度に
落ち着いていると思われます。
*パソナキャリアカンパニー様の離職率は、驚異の6%だと伺っております。
しかし
「社員の同質化」 も
いい加減にしておかないと
「羊のような社員だらけ」 になってしまい
企業としての伸びが止まり
ブレークスルーできなくなります。
「羊」 の中に
あえて 「犬」 や 「オオカミ」 を採用して
停滞化する組織に
「喝」 を入れる必要があります。
そのような
既存の組織やカルチャーに
刺激を与える人材を採用しなければ
企業は必ず 「右肩下がり」 になります。
経営者やマネージャーの方々の中には
「異質な人材を採用するのは怖いし
過去の失敗例もあるので
そんなリスクテイクできない」
と言う人もいらっしゃいます。
OKです。
そんな了見であれば
はいそこまでです。
「御社は今以上の成長は期待できませんよ」
という事です。
経営者の仕事は
我慢して耐え忍ぶ事ばかりではありません。
「勇気を持って
周囲の反対を押し切っても
リスクテイクして決める」
そういう英断が求められる時もあります。
そのために
大きな権限が与えられているのです。
「やれなかった
やらなかった
どっちかな」 みつを
合掌。