「件数だけ要望するアホ上司?」
国家資格を保持していて
求人ニーズが強い
「看護師」 や 「薬剤師」 などの
転職市場においては
「二人紹介すれば一人は決まる」 とか
そんなお話をよく聞きます。
そのようなコモディティ市場においては
紹介件数さえ増やせば
売上も利益も伸びますので
上司が 「件数マネジメント」 に走るのは
当然だと思います。
ただ、普通のホワイトカラー(ビジネスパーソン)の紹介市場において
同じマネジメントに走ってしまうのは
「現場の事が見えなくなってしまった上司」 でしょう?
幾ら求人が多くて
人材不足だからと言っても
クライアント企業は
ちゃんと選んで採用します。
また、応募する人材側は
引く手あまたで
企業を選びたい放題です。
そんな混沌とした市場において
「紹介件数を2倍にしろ!!」
とか言ってもですね
不合格と内定辞退の山をつくるだけです。
その結果
顧客満足度は下がり
社員満足度も下がり
忙しいだけで
業績は横ばいにしかなりません。
嫌になって
転職してしまうコンサルタントも
多数出てしまいます。
「そんな簡単なメカニズムが
なぜ、わからないのか?」
その理由は、大きく二つでしょう。
1 市場が見えなくなって、アホ上司になった。
2 コンサルタントが辞めても、また採用すればいいと考えている。
最近、この手のご相談を受ける事が
大変多くなっています。
人材紹介会社のマネージャーの皆様
「現場が見えないアホ上司」 と言われないように
しっかり今の市場を見てください。
「件数マネジメント」 だけでは
何より自分が空しいでしょう。
「点数
にんげんはねえ
人から点数を
つけられるために
この世に生まれて
きたのではないんだよ
にんげんがさき
点数は後」 みつを
合掌。