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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「たった2か月で1年分の業績を上げた?」

「たった2か月で1年分の業績を上げた?」

もちろん、本当の話ですが

下記のような事が

現実として起こりますので怖いです。

今は有名になった人材紹介会社の立ち上げ期に入り

事業の飛躍的成長に貢献してきたAさんのお話です。

私:「ここまで貢献してきたのに

   どうして辞めるんですか?」

Aさん:「最近は事業モデルがシステム化されて

     以前のような、やりがいを感じなくなりました。

     それから、私はスペシャリスト志向なのに

     マネジメントをやれと言われます。

     それも理由です。」

私:「なるほど、わかりました。

   それでは、ベンチャー的な発展途上の会社で

   人材コンサルタントの道を追求したいという志向ですか?」

Aさん:「はい。 

     その方が、私の持ち味が活かせると思います。」

上記のようなAさんの志向から

ある人材紹介会社の

新領域立ち上げ部門の求人をご紹介しました。

その後、とんとん拍子に面接が進み

Aさんは、見事に内定されました。

私も一旦安堵して喜んだのですが

しかしその後

Aさんの上司として

新たな事業部長が入社してきました。

人材紹介業は未経験で

前職の人材派遣会社でも評判が悪く

事実上クビになった人が

なぜか突然、事業部長として入社してきて

「素人的マネジメント」 を始めてしまいました。

当然、既存のベテランコンサルタントは反発しました。

しかし

自分より人材紹介業に詳しく

反発してくるマネージャーを消すために

次々とクビにしました。

当然ながら

転職して間もないAさんは

非常に戸惑いました。

教えて欲しかったマネージャーはいなくなるし

事業部長からはトンチンカンな指示ばかり下りてきました。

従って、業績も上がるわけがありません。

その結果、我慢して1年在籍したものの

わずか成約3件と

大変不本意な業績でした。

後から素人事業部長が入社してきたという不運が原因ですが

不可抗力とは言え

「私は、なんという会社を紹介してしまったのか!!」 

と思い、ずっとAさんの事が気になっていました。

そんな折、Aさんと再会する機会をさずかりました。

Aさん:「さすがに、もう我慢の限界です!!」

私:「不可抗力とは言え

   誠に申し訳ございません。

   既に、御社との取引はお断りしました。

   Aさん、お詫びに新たな会社をご紹介させてください!!」

というお話になり

新たにX社様をご紹介させていただきました。

そして、Aさんは、X社様の面接もとんとん拍子で進み

内定・入社されました。

下記、X社様の事業部長さんから

Aさんの入社後のご活躍に関するメールです。

「武谷様

 お世話になります。●●●●の●●です。

 2月はA様をご紹介いただき、ありがとうございました。

 入社してちょうど2カ月ですが、非常に頑張っており、

 すでに3件の成約に絡んでいます。

 経験者でありながらも、素直に吸収する姿勢を備えており、

 成長も早いですね。本当にありがとうございました。

 取り急ぎのご報告です。

 引き続き宜しくお願い致します。」

素人事業部長と

賢い事業部長との違いによって

同じコンサルタントでも

驚くほど違う結果が出るものです。

私も今回は

X社様のおかげで

リカバリーできたので何とかなりましたが

不可抗力とは言え

責任があります。

Aさん、ご苦労をおかけして

誠に申し訳ございませんでした。

また、X社様の事業部長さんはじめ

社長さんや先輩・同僚の皆様

誠にありがとうございます。

引き続き宜しくお願い致します。

「おかげさん」                                    みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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