「採用に妥協は禁物」

人手不足だからと言って

優良企業は

採用基準をゆるめません。

むしろ、上げています。

経営者：「武谷さん

　　　　　　ご存知の通り

　　　　　　うちは好景気でも

　　　　　　採用に関しては妥協しませんよ。

　　　　　　たくさん応募者はありますが

　　　　　　しっかり選んで採用します。」

私：「そうですね。

　　　好不況は関係ありません。

　　　自社の経営計画と採用要件を

　　　明確に設定する事が大切です。」

経営者：「そうなんです。

　　　　　　今、人手が足りないから

　　　　　　妥協して採用すると

　　　　　　不景気になった時に

　　　　　　多数の社員をリストラする事になります。

　　　　　　もう、そんな失敗はしたくないです。」

私：「そんな当り前の事に

　　　やっと、気づきましたね？」

経営者：「やっと？

　　　　　　失礼じゃないですか！！」

私：「いや、御社と御社が採用される社員に方のために

　　　あえて念押ししているんです。」

経営者：「念押し？」

私：「過去、妥協して採用した社員が

　　　入社後、どのようになったか？

　　　思い出しますよね？」

経営者：「確かに大変でした。

　　　　　　自主性が足りない。

　　　　　　気づきが少ない。

　　　　　　学習能力が低い。

　　　　　　結果として

　　　　　　業績も上がらない。」

私：「共倒れですね。

　　　ただでさえ不景気に突入したのに

　　　一層生産性が落ちるでしょう？」

経営者：「その通りです。

　　　　　　お互いに疲れるだけで

　　　　　　業績はドンドン落ちて赤字に転落しました。」

私：「だから、好不況にかかわらず

　　　採用要件を変えないでくださいね。」

経営者：「そんな事を偉そうに

　　　　　　今更、貴方に言われる事はないですよ！！」

私：「私は人材紹介コンサルタントですから

　　　甘い基準で採用していただいた方が

　　　瞬間的にはもうかります。」

経営者：「そうですしょうね。

　　　　　　せいぜい、たくさんもうけてください。」

私：「そちらこそ失礼ですね。

　　　いつ私が

　　　そんないい加減な人材を紹介しましたか？」

経営者：「うーん・・・。

　　　　　　確かに結果として

　　　　　　採用する・しないに関わらず

　　　　　　話にならない人は

　　　　　　紹介して来ないですね。」

私：「当り前じゃないですか？

　　　好不況に関わらず

　　　社長が何を考えていて

　　　会社がどのように変化して

　　　今、どんな人材が必要なのか？

　　　貴方の立場になって

　　　想像すれば　

　　　ある程度はわかります。」

経営者：「そうでしょうね。

　　　　　　ありがとうございます。」

私：「こちらこそ、ありがとうございます。

　　　だからこそ

　　　御社のステージが上がる事は嬉しいですし

　　　ステージが上がれば

　　　それと共に採用要件も変わって

　　　難しくなる事は覚悟しています。」

経営者：「ありがとうございます。」

私：「こちらこそ、ありがとうございます。

　　　だからこそ

　　　尚一層、優秀な人材を探して

　　　ご紹介できるように

　　　私も御社と共に

　　　成長しなければ

　　　生き残れないと考えております。」

経営者：「ありがとうございます。

　　　　　　今後も当社の経営を担えるような

　　　　　　人材の発掘とご紹介を

　　　　　　期待しております。」

私：「こちらこそ、７０歳まで頑張りますので

　　　引き続き宜しくお願い致します。」

「おかげさん」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　みつを

合掌。