「君はゼネラリストか?スペシャリストか?」
人事異動の季節ですね。
転居を伴う人事異動の対象になる方々は
既に内示を受けて
転居先で新居を探されているかもしれません。
少なくとも
大手人材紹介会社では
2~5年以内の人事異動は当り前ですし
組織改変や昇進昇格人事も発表されますので
1年で最もザワザワする時期です。
私が最多記録保持者だと思うのですが
リクルート16年在籍中
20回も人事異動しました。
もちろん、左遷含めてです。(笑)
しかし、人事異動には
メリットと共に
デメリットもあります。
(メリット)
・他部署に異動する事によって、社員の視野が広がる。
・具体的には、経営感覚や多角的なビジネスセンスが身に着く。
・「自分ばかりが苦労している」 と思っていた社員が、他部署の大変さも理解できるようになる。
・結果として、将来の経営を担う人材を育成する事ができる。
(デメリット)
・クライアントやキャンディデートなど、貴重なお客様とのお付き合いが途切れる。
・その結果、お客様からクレームを頂戴する事が非常に多い。
・「この領域を極めてプロになる」 というスペシャリスト志向を持った社員が辞めてしまう。
・人事異動をやり過ぎると、顧客離れが起こり、生産性が落ちる。
今は、昔と違って
誰でもゼネラリストや管理職を目指す時代ではありません。
そのような次世代経営者の育成は
もちろん大切ですが
70歳まで働けるスペシャリティー(専門性や人脈)を身に着ける事が
非常に大切な時代になりました。
組織の中でいくら偉くなっても
70歳まで社長や役員を続けられる人は
オーナー経営者以外には
ほとんどおりません。
ビジネスパーソンとして
長生きしたいのであれば
偉くなるより
スペシャリティー(専門性や人脈)を身に着ける事です。
「自分が自分に
ならないで
だれが
自分になる」 みつを
合掌。