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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「子供時代や学生時代の質問に回答できますか?」

「子供時代や学生時代の質問に回答できますか?」

最近も面接で

突然、子供時代や学生時代の事に対する質問をされて

戸惑って満足な回答ができず一瞬悲観的になった

キャンディデートAさんがいました。

Aさん:「社会人になってからの

     経歴に対する質問ばかりだと思っていましたが

     面接官はなぜ

     私の子供時代や学生時代対する質問をしたのでしょうか?

     想定外の質問に対して

     うまく答えられませんでした。」

私:「Aさん、突然で驚いたかもしれませんが

   そんな質問に対しては

   若い頃を思い出して

   本当の事をそのまま答えればいいんですよ。」

Aさん:「でも、想定外で動揺して

     まとまりのある回答ができませんでした。

     不合格になるのではないでしょうか?」

私:「まとまり?

   Aさん、それならそれで仕方ないじゃいですか?

   もしダメだったら 

   ご縁が無かったという事ですよ。」

Aさん:「そんな他人事のような!!」

私:「だって、本当の事を答えたんですよね?」

Aさん:「はい。

     一切ウソはついていません。」

私:「具体的にどんな質問でしたか?」

Aさん:「主には

     ①なぜ、留年したのか?

     ②なぜ、卒業後、就職するまでにブランクがあるのか?

     というような質問です。」

私:「当り前の質問じゃないですか?

   面接官であれば

   誰でも気にしますよ。

   それぐらい想定して面接に臨んでくださいよ。

   それで、本当の事を答えたんですよね?」

Aさん:「はー、当り前の質問ですか?」

私:「はい、本当の事を答えれば済む話です。

   お母様のご病気と介護でしたよね?」

Aさん:「その通りです。」

私:「本当の理由を話して

   不合格になるような会社であれば

   仕方ないじゃないですか?」

Aさん:「確かにそうですね。」

私:「面接官によっては

   幼少期から小中学生時代の家庭環境や友人関係

   部活など打ち込んだ事や

   挫折した経験にまで遡って

   質問される方も少なくありませんよ。」

Aさん:「そうなんですか?

     それは驚きました。

     どうしてそんな質問をされるのでしょうか?」

私:「人に歴史ありですよ。

   その方の人格の基礎が

   形成される時期だからだと思います。」

Aさん:「人格の基礎?」

私:「はい。

   その基礎がゆがんでなければ良いという考え方です。

   多くの人は  

   中学生ぐらいまでに

   人格の基礎がつくられるという考え方があります。

   根っ子の確認ですね。」

Aさん:「根っ子ですか?

     なるほど。」

私:「根っ子が健全であれば

   間違いないだろうという考え方は

   一概に間違っていないと思います。

   学歴や最近の経歴だけで

   判断されるより

   ある意味で人間味豊かな質問だと思いますよ。」

その後、Aさんが応募された企業から

内定通知が届きました。

人生に関する質問に

面接対策など必要ありません。

「どーん」 と開き直って

裸の自分を見せるのが

一番だと思います。

「名もない草も

 実をつける

 いのちいっぱいの

 花を咲かせて」                                       みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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