「素直な人は内定しますね」
先日、とても嬉しい内定が出ました。
30代前半で
人材紹介業未経験のAさんですが
お会いしてみると
素直で誠実で
お人柄が素晴らしいと思いました。
斜に構えた所が全くなく
真っすぐなんですよね。
あまり業績が良くない会社1社で
営業一筋に実績を残して来ましたが
そういう会社なので
なかなか給料が上がりません。
会社が時代の変化に
着いていけてないのです。
そろそろ結婚したい。
子どももつくりたい。
マイホームも欲しい。
そんな事を考えますと
長年お世話になった会社ではありますが
転職を決断するしかないわけです。
ただ、私もそうでしたが
30代で転職経験がない人は
1社しか知らないので
世間ずれしてないとも言えますが
「世間知らず」 な部分もありますよね。
しかし
「確かに私は世間知らずです」
と素直に認められる人は少ないです。
30代になって
赤の他人の私から
「貴方は世間知らずですね?」
と言われたら
普通は頭に来て
「もうこんなヤツには絶対に相談しない!!」
と思うのが普通だと思います。
ところが、Aさんは違いました。
私が、Aさんの 「転職理由」 や 「志望動機」 に対して
非常に厳しい指摘をさせていただいた後のメールが
下記の内容です。
武谷様
大変お世話になっております。
お忙しい中、ご指摘ありがとうございました。
あまりに稚拙とのことでお恥ずかしい限りです。
少しでも正確に武谷さんのご指摘を汲み取りたいので、
宜しければお電話をかけさせていただけませんでしょうか。
本日15時以降であれば、武谷さんのご都合の宜しい時に
かけさせていただきたいと思っております。
ご検討、何卒よろしくお願い致します。
私も人材コンサルタントとして
「Aさんには、
絶対に内定をGETしてもらいたい!!」
と思い、いつもより強い口調で厳しい指摘をさせていただきました。
「昨日は厳しすぎたかな?」 と
少し後悔したぐらいでした。
ところが、上記のような前向きなメールをいただきました。
その後、書類選考~面接選考が進み
3社中2社から内定をGETされました。
下記、Aさんの喜びのメールです。
武谷様
お世話になっております。
●●●社様の内定のご連絡、ありがとうございます!
武谷さんのおかげとしか言葉が出てきません。
これまでのご支援、心からお礼申し上げます。
私も最初は
「Aさんは好青年すぎて
内定しないかもしれない」
と心配していましたが
このような結果になって
Aさんの努力に感謝しております。
私のおかげではなく
Aさん自らの人間力で勝ち取った
見事な内定です。
Aさん、誠におめでとうございました。
そして、私に初心を思い出させていただいた
Aさんと、クライアントのX社様とY社様に
心より感謝致します。
誠にありがとうございました。
「おかげさん」 みつを
合掌。