「もっと勉強して1年後に応募した方がいいよ」
クライアント企業の面接官の中には
「最近、どんな本を読んだ?」 とか
「日経新聞や日経ビジネス以外に読んでいる新聞や雑誌は?」 とか
「尊敬する経営者は? その理由は?」 とか
「歴史小説とか読む? どんな作品が好き?」 とか
「最近、何でもいいけど勉強している事はある?」 とか
「趣味は?」 とか
色々と質問してくる人もいます。
当然ですが
・好奇心や学習意欲の高さ
・経営やビジネスに対する関心度合
・人間性の幅広さ
そのような事を類推するための
なかなか厳しい質問ですね。
このような質問って
事前に準備せずに
いきなり聞かれたら
一瞬、答に困る人も多いと思います。
私も困ります。
従って、準備していただき
面接に臨んでいただきたいのですが
残念ながら
わずか1週間後の面接には
準備が間に合わないのです。
ですから
私は 「全然間に合わないな」 と思ったら
キャンディデートの方に申し上げます。
私:「わずか1週間の付け焼刃で面接に臨んでも
中身が薄いとバレますよね?」
キャンディデート:「そうですね。
そんな難しい質問をされたら
わずか1週間では対応できません。」
私:「そうですよね。
ただ今後も、人材紹介コンサルタントになりたいという気持ちはゆらぎませんか?」
キャンディデート:「はい、是非なりたいです。」
私:「そのための勉強や努力は惜しみませんか?」
キャンディデート:「はい、時間さえいただければ勉強します。」
私:「本当ですか?
今まで勉強して来なかったのに
今から勉強するんですね?」
キャンディデート:「はい、私も勉強の必要性を感じていた所なので
これを機にやります!!」
私:「わかりました。
それでは、今回の応募は一旦白紙に戻しましょう。
今、面接に行っても不合格になります。」
キャンディデート:「え!!
白紙に戻しても、再度応募できるのですか?」
私:「はい、まだ面接前なので何とかします。」
キャンディデート:「ありがとうございます。
勉強して、再度チャレンジする時間的猶予を与えていただければ
とても有難いです。」
私:「そうですね。
それでは、1年後に再会しましょう。
1年間勉強していただき
1年後に再度チャレンジしましょう。
しっかり準備すれば
合格する可能性が高くなります。」
キャンディデート:「ありがとうございます。
それでは、1年間懸命に勉強して
合格できるように準備します。」
私:「わかりました。
1年後を楽しみにしています。」
今、無理をしてご応募いただいても
一度不合格になってしまうと
それは企業側の記録に残り
再チャレンジが難しくなります。
実際、中途採用において
1歳の年齢差はあまり関係ありません。
また、1年なんて
あっという間に経ちます。
本気で1年
努力する覚悟があれば
応募するのは1年先でも良いと思います。
「やれなかった
やらなかった
どっちかな」 みつを
合掌。