「マネージャーの戦略は間違っているのではないか?」
上司(マネージャー)が
自分の過去の成功体験にしがみついて
間違った旧い戦略を
頑固にメンバーに押し付けている。
その結果、業績も上がらず
上司もメンバーも共倒れになってしまう。
そんな事も所々で起きています。
むしろ、メンバーの方が
市場の変化に敏感で
「今の旧い戦略を押し通すより
現在の市場動向に合わせて
もっと柔軟に戦略を見直すべではないか?」
と、上司に進言しても
頭が固い上司は
どうしても戦略を変えず
最後は 「根性論」 まで持ち出して
「とにかく言われた事を
もうこれ以上できないというぐらい
徹底的にやりなさい!!」
と言って、いつも平行線の議論で終わってしまう。
このような話は
様々な会社の局所局所においてありがちですね。
そんな場合は
狭い社内で同じ上司とばかり話していても仕方ないので
思い切って、社外の同業他社の
マネージャーの意見を聞いてみてはいかがでしょうか?
私もご要望に応じて
そのようなリクエストに応えさせていただき
同業他社のマネージャーやコンサルタントとの
意見交換や懇親の場を
設けさせていただく事があります。
「果たして、同業他社は、この市場をどのように見ているのか?
果たして、同業他社の戦略は、我々の戦略と同じなのか?
もし、戦略が違うとすれば、どのような点が違うのか?
その理由は何か?」
普段は、同じ市場で競争している会社同士ですが
同業者仲間でもありますから
お互い顔を合わせれば
すぐに話に花が咲きます。
常日頃、お互い同じ市場・領域に取り組んでいるわけですから
尚更、話が盛り上がります。
さー、その結果
「やっぱり、うちのマネージャーの戦略は間違っている」
と思った場合は
いよいよマネージャー同士で対決していただきましょう。
と言うよりも
対決する前から
両社の業績の違いを見れば
どちらの戦略が正しいか
自ずとわかりますよね。
戦略が間違っていても
ラッキーパンチでうまく行く時もありますが
それは決して長続きはしません。
そして、業績低迷と共に
メンバーは次々と転職してしまい
マネージャーは常に欠員補充に追われる事になります。
そして、いくら欠員補充しても
マネージャーのやり方が変わらない限り
業績は上がらず
メンバーの退職は絶え間なく続きます。
そして、最後はマネージャー自身の
進退が問われる事になります。
・マネージャーは、過去の成功体験にしがみつくな。
・マネージャーは、視野を広げて市場の変化に敏感であれ。
・マネージャーは、メンバーの進言に耳を傾けろ。
「柔軟心
やわらかいあたま
やわらかいこころ
わか竹のような」 みつを
合掌。