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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「面接最後の質問タイムが盲点」

「面接最後の質問タイムが盲点」

多くの会社では

面接の最後に

面接官:「これまで多くの質問にお答えいただき

      ありがとうございました。

      それでは最後に

      当社に対するご質問があれば

      お答えしますので、ご遠慮なくどうぞ。」

と、言われる事が多いですよね。

この 「最後の質問タイム」 は合否を左右するぐらい重要です。

企業側は

「さー、最後にどんな質問をしてくれるだろうか?」 と

手ぐすね引いて待っているのです。

そこで私は

面接に臨まれる方には

「最低2~3つは質問をご用意ください」

と、お願いしています。

質問の数よりも内容が重要なのですが

ちょっと考えれば

2~3つはすぐに出て来るでしょう。

しかし、実際の面接では

「特に質問はありません」 

と言って帰って来るような人が時々いて

「えー!! もう終わりだ。」 と思って

驚かされますし怖くなります。

従って、面接の前に

「最後にどんな質問をするつもりですか?」

とお尋ねして、準備いただくケースが多いです。

それでは、どんな質問が好まれるのか?

これはなかなか難しい所ですが

私が面接官だったら

快い質問と

そうでもない質問があると思いますので

その辺の事を書かせていただきます。

(ポイント1)

・事前の下調べが大切です。

・ちゃんとHPとか求人広告ぐらい読んで来てね。

・上場企業であれば、有価証券報告書ぐらい読んで来てね。

⇒ 世間に公表している事を質問したら、その時点で厳しいと思います。

(ポイント2)

・「それを聞いてどうするの?」 というような 「評論家的」 「アウトサイダー的」 な質問はダメです。

⇒ 例えば、現在、業界2位とか3位の会社に対して

  「今後どのような戦略で1位になるつもりですか?」

  などと聞くのは、いかにもセンスがないと思います。

  「君ならどうするの?」 と、逆質問されたらどうしますか?

⇒ 従って、(ポイント3) に進みます。

(ポイント3)

・インサイダー的な質問をして、入社意欲をアピールしてください。

⇒ ① 「私なら、○○○のような戦略で、○○○のように動いて、

      業界1位を奪取したいと考えますがいかがでしょうか?」 

      というように、自分の考えを表明した上で、相手の意見を聞く。

⇒ ② 「私は、目先の売上が1位とか2位とか言うよりも、

     顧客満足度やリピート率などが大切だと考えており、

     やがて、その取り組みがランクアップにもつながると信じております。

     その点、御社は顧客満足度を高める施策に積極的に取り組まれていますが

     その中でも、最も重要で成果が出ている施策を、できましたらお教えください。」

(ポイント4)

・入社する事を前提にして、コンサルタントとして、どのように動き、成果を出すのか?

 という具体的な質問をする。

⇒ 「新人でトップになりたいと思いますし、早くMVPを獲得したいと思います。

   そのように、早く結果を出された方の、行動特性をお教えください。」 とか

⇒ 「私はトップになるためには、やはり優良企業から魅力的な求人を開拓してくる事が

   一番だと考えております。それによって、人材のキャリア形成にも貢献できると思います。

   まずは、『魅力的な求人ありき』 で、それができれば、自ずと人材は見つかると思います。

   そのためには、最初の3か月から半年は徹底して、求人開拓に取り組む覚悟ですが

   間違っていたり、補足していただく事があれば、是非アドバイスをお願いします。」 

   

ここまで踏み込めるかどうかです。

「何となく面接に来ましたというような、お客様意識」 ではなく

積極的且つ具体的な覚悟のある質問によって

「当事者意識」 を伝える事が大切ですね。

「どろを

 かぶらずに

 ほんものの

 仕事は

 できぬ」                                          みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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