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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「人材採用に幾らかけていますか?」

「人材採用に幾らかけていますか?」

先日、 「良い会社って、どんな会社?」 というブログを書きました。

でも、 「良い会社って、どうやったらできるの?」 という答は書いていません。

従って、その答を端的に申し上げます。

「人材採用にお金と労力を惜しまずかけている会社」 = 「良い会社・強い会社」 だと思います。

リクルートやインテリジェンスが大きくなった理由は

ほとんどそれだけと言っても良いと思います。

グーグル、アップル、アマゾンなども、そうだと思います。

逆に、会社が伸び悩む理由は

「人材採用にお金と労力を惜しまずかけていない・かけられない会社」 だからです。

構造は簡単です。

「人材採用にかけるお金と労力を惜しむ」 ⇒ 「有用な人材が採用できない」 

⇒ 「生産性が低くなる」 ⇒ 「利益が出ないから、更に採用にお金と労力をかけられない」 

という、バッドスパイラルに入るわけです。

特に、人材紹介会社の経費の大半は人件費が占めています。

少なくとも、多くの人材紹介会社の粗利益の50~60%以上は

給与及び福利厚生をはじめとする人件費です。

二番目が、広告宣伝費で10~20%程度。

三番目が、オフィス賃貸料で10~15%程度です。

ここで問題は

「どの経費が最も利益を生み出す可能性があるのか?」

という事です。

言うまでもない

それは、一人一人の人材コンサルタントです。

広告費やオフィスに

幾らお金をかけても

コンサルタントがダメであれば

コストパフォーマンスは上がりません。

コンサルタントの力量不足を

システムの力で補う手法はありますが

それが本当に実現したら

人間は要らなくなるでしょうね。

話がそれましたが

現在、最も多くの経費をかけているのは人件費です。

この人件費の投資効率を上げるのは

「有用な人材採用」 です。

そのために

お金はもちろん

社内で最も優秀な人材を

採用責任者や採用担当者にするべきです。

ありがちなのは

「トップコンサルタントを配属するのはもったいないので

 そこそこの社員を採用担当者にする」

というケチな発想です。

これこそが 「本末転倒」 なんです。

人材紹介会社なのに

「そこそこの社員を採用担当者にする」

とは、本当に採用の重要さをわかっているのですか? という話です。

クライアントに対しては

「企業は人材次第ですよね。

 やっぱり、採用が大切ですよね。」

とか言いながら

自社はそのように実践していないのでは

全く説得力がありません。

「人材採用に対する投資をケチる」 = 「生産性が必ず頭打ちになる」 という事です。

もっと言えば

「社長自ら最強のリクルーターだ!!」

「社員全員がリクルーターだ!!」

というぐらいのリーダーシップやロイヤルティーがあれば

お金ばかりかけなくても

その情熱と労力によって

必ず良い人材採用ができます。

特に、ベンチャーや中小企業においては

採用にかけられるお金に限界がありますから

尚更、リーダーシップとロイヤルティーが必要です。

元々はベンチャーでも

各業界でトッププレイヤーになっている会社は

人材採用に他社よりもお金と労力をかけてきた会社です。

ソフトバンク、楽天、ファーストリテイリング、ディー・エヌ・エー、エムスリーなど。

当り前の話をつらつら書いてしまいましたが

「人材採用で勝つ」 ⇒ 「会社の繁栄」 ⇒ 「新たな雇用創出」 ⇒ 「社会貢献」 

というグッドスパイラルが生まれます。

経営には、人材採用以外にも

その後の教育やマネジメント、人事制度の整備、社風(風土醸成)などの課題がありますが

「良い人材採用」 ⇒ 「勝手に切磋琢磨して働く」 ⇒ 「協力して良い風土を醸成してくれる」 ⇒ 「会社の繁栄」

という構造ができます。

従って、何と言っても

採用にお金や労力をかける事が

一番コストパフォーマンスが高いのです。

再度、しつこく申し上げると

「人材採用にお金と労力を惜しまずかけている会社」 = 「良い会社・強い会社」 です。

「やれなかった

 やらなかった

 どっちかな」                                        みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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