「人は4つのタイプ。貴方はどれですか?」
リクルートの研修の中に
「STAR(スター)研修」 という
対人スキル向上のためのプログラムがあります。
営業職や販売職の方々をはじめ
数万人以上の人が受講された研修です。
「さまざまなタイプの顧客や社内外関係者と、スムーズなコミュニケーションをとるための考え方や行動を身につけます。
感性に頼りがちなコミュニケーションスタイルから脱却し、行動科学に基づいた理論をベースに、
職種を問わずさまざまなタイプの相手と円滑なコミュニケーションを可能にするためのプログラムです。」
こんなプログラムです。
順番は
1 自分を知る。
2 相手を知る。
3 自分をコントロールする。
4 相手に働きかける。
これを営業や販売、社員教育、キャリアコンサルティングなどの場面で応用すれば
だいたいうまく行くというプログラムです。
そこで、まずは
自分や相手(お客様)を4つのタイプに分類します。
①ドライビングタイプ(前進・実行型)
・とっつきにくい。冷静。人からの指図を嫌う。負けず嫌い。
・時間については厳しい。選択は無駄がない。ペースが速い。
・事実を重視するが、決断力があり、リスクを伴った決定も気にかけない。
②エクスプレッシブタイプ(直感型)
・自分の話をするのが好き。面白みがある。
・時間にあまり厳しくない。選択は気分が乗ると速い。
・他人の意見や考えを気にするが、リスクを負うことについては気にかけない。
③エミアブルタイプ(温和型)
・話をよく聞き、温かみがある。親しみやすい。協力的。
・時間にあまり厳しくない。選択にはじっくり時間をかける。
・まわりの人の意見や考えに基づいて決定し、リスクを極力避けたがる。
④アナリティカルタイプ(分析型)
・とっつきにくい。冷静。自立心が強い。納得すれば協力的。
・時間(待たされる)については厳しい。選択にはじっくり時間をかける。
・事実やデータに基づいて考える。リスクを避けようとする。
さて、皆さんは、①~④の中で、どのタイプでしょうか?
100%完全に①とかではなく
例えば、私のように①と②との混合タイプなど
複数のタイプが入り混じっている方も多いと思います。
従って
身近にいらっしゃる
周囲の方々と
お互いのタイプを当て合うのも楽しいと思います。
そうやって、自分のタイプを知り
相手のタイプを知った上で
臨機応変に対応を変える事ができれば
商談もキャリアコンサルティングも社員教育も
円滑に運ぶ事ができるというプログラムです。
それでは
①~④のタイプの相手(お客様や社員)に、どのように接すれば良いのでしょうか?
端的に述べます。
①ドライビングタイプ(前進・実行型) ⇒ 相手の話を聞いてあげる。具体案を最初に伝え、相手の意見を伺う。
②エクスプレッシブタイプ(直感型) ⇒ 自分の行動を抑制する。できるかぎり話を聞き、気分を盛り上げる。
③エミアブルタイプ(温和型) ⇒ 自分から行動を起こす。親しみやすい口調や雰囲気で安心してもらう。
④アナリティカルタイプ(分析型) ⇒ 自分の考えを表す。資料やデータを使って具体的に説明する。
このように書きますと
何か悪だくみのように思われるかもしれませんが
あくまで、相手を尊重して受け入れ
その人に合った対応ができるようになるためのプログラムです。
もちろん、自分の性格も変える必要はありません。
理性的に対応を変えるだけです。
とは言っても、実際にはなかなか難しいですよね。
*尚、この研修に関するお問い合わせは、
株式会社リクルートマネジメントソリューションズ にお願い致します。
https://www.recruit-ms.co.jp/
「にんげんだもの」 みつを
合掌。