「エピソードが面接の合否を分ける」
面接でよく出る質問として
「これまでの仕事で苦労した事はなんですか?
スランプで悩んだ事はありますか?」
というものがありますね。
人材コンサルタントとして
代表的な回答例は
「やはり、最初の1年間は要領がわからず
売れなくて目標達成できなかった事ですね。」
というようなものでしょう。
そこで更に面接官から
「そんな状況から、どうやって抜け出して
今のような高業績を上げられるようになったのですか?」
という、より具体的な質問が来ますよね。
重要なのは、この質問にどのように答えるかですね。
(悪い回答例) ⇒ 自主性や具体性、再現性が感じられない。
・上司や先輩の指導に従って動いたら、次第に売れるようになりました。
・やっている内に専門知識が身に着いて、次第にマッチングできるようになりました。
・たまたまラッキーで、良いクライアントを辞めた先輩から引き継ぎました。
(まずます良かろう回答例) ⇒ 自主性や具体性、再現性が感じられる。 ⇒ 成功体験のエピソードを語れる。
・上司やできる先輩の戦略・戦術・優先順位を付け方・スケジューリング・営業トーク・面談トークなどを
徹底的にメモして盗みました。メモを何度も読み返して、貪欲に自分のモノにしました。
⇒ 自主性や積極性、ハングリーさ、徹底してやり切る力・継続力などから再現性が感じられる。
・専門書を読んで体系的に担当業界の構造を学びながら、、日々わからない言葉はすぐにネット検索したり、
もちろん、上司や先輩にも積極的に質問しました。また、知ったかぶりをせずに、わからない事は、
クライアントやキャンディデートにも質問して、お客様に教えていただきました。
更に、上司や先輩の成約事例を100件洗い出し、「なぜこの人材が、この求人に決まったのか?」
という理由を徹底的に検証しました。それによって、他のコンサルタントより速く専門知識が身に着き、
マッチング精度が上がり、業績もぐんぐん上がるようになりました。
結果として、クライアントやキャンディデートからも、より信頼されるようになりました。
⇒ 自主性と積極性、学習能力の高さが感じられ、即戦力だと評価される。
・最初のキッカケは先輩から引き継いだクライアントとの出会いでした。有名人気企業だけに、採用スペックも高く、
クライアントからの要望も非常に厳しいもので、最初はその要望に応えられずお叱りを受ける毎日でした。
しかし、持ち前の負けん気の強さで落ち込む事なく、「次は必ず要望に応えてやる!!」と闘志を燃やし、
一つ一つ着実にクライアントの要望に応えて行き、1年後にはベストエージェントとして、クライアントから
表彰を受ける事ができました。厳しい採用マネージャーとも、今ではプレイベートでもお付き合いできる関係に
なりました。この厳しいクライアントでの経験を、他のクライアントとのお付き合いにも応用して、過去の実績の
3倍の売上を上げる事ができました。クライアントに育てていただき、心から感謝しています。
⇒ 厳しい事に直面しても折れないメンタルの強さと、スキルやナレッジの展開力を感じる。
上記の事例のように
「自主性や具体性、再現性が感じられる」
そんな回答をする事によって
面接官に
「この人はうちの会社でも活躍するだろうな」
と思わせないといけませんね。
このようなアドバイスは
皆さんも普通にやっていらっしゃるでしょうが
いざ本番の面接となると
意外とできないキャンディデートが多いですよね。
なかなか筋書き通りには行きません。
それがまた、この仕事のおもしろさでもありますね。
「トマトがトマトであるかぎり
それはほんもの
トマトをメロンに
見せようとするから
にせものとなる」 みつを
合掌。