「内定辞退を減らそう」
特に今年は
年末最終週まで
面接がビッシリ入っていて
気が抜けません。
休めません。
平常時の最終週は
「今年はもう終わりムード」 になって
少しは落ち着くのですが
今年はバブル期みたいに
落ち着かないです。
企業も人材も
まだまだかなり動いています。
複数社から内定をもらって
悩んでいる人が多いですから
企業側は当然ながら
「年内に返事をください。
他の内定企業の年収提示額はいくらですか?」
という姿勢になりますし
まさに 「人材争奪戦」 です。
過熱感があって怖いので
自分なりのアドバイスはしますが
元々、「これだ!!」 という企業に絞ってご紹介していますから
最後は当事者の意思に委ねます。
こんな 「争奪戦」 になると
「内定辞退」 が多発します。
企業側にご迷惑をかけないように
「内定辞退」 は
できるだけ少なくしたいです。
従って
2~3社程度に絞ってご紹介するのですが
私が勝手に絞っても
他の紹介会社から多数社紹介されれば
どうしても 「内定辞退の山」 になってしまいます。
人材側も
年末のお忙しい時期に
多数の面接を受けるのは大変です。
ある程度の幅を持たせて
ご紹介するのは良いと思います。
ただ 「一人に同時に10社」 とか
そんな紹介の仕方をしてはいけません。
最終的には、1社にしか入社できないのに
まとめて10社も紹介するというのは
手前勝手な囲い込み戦術で
エージェントの姿勢としては感心しません。
少なくとも
「10社以上紹介できる会社がありますが
貴方の経験や志向と
企業の求める要件と社風から考えますと
まずは、この3社から応募してみてはいかがでしょうか?」
というぐらいの選別をして
ご紹介いただいた方が良いと思います。
実例として
先日、内定された現役コンサルタントの方から伺ったのですが
「私も武谷さんの真似をして
3社に絞ってご紹介するようにしたのですが
業績は落ちませんね。
会社のKPIでは
『一人に10社以上紹介せよ』 と指示されていますので
上司からは、 『なぜ急に紹介件数が減ったんだ?』 と
指摘されますが
業績は落ちないし、内定辞退は減るし、
クライアントもキャンディデートも自分も楽になります。
尚且つ、丁寧な仕事ができるので、顧客満足度も上がりますね。」
と、おっしゃっていました。
「内定辞退される企業」 も
「内定辞退する人材」 も
心身共に労力がかかって大変です。
その結果
我々、人材コンサルタントにも労力がかかり過ぎて
仕事が雑になるか?
自分が病気になります。
「内定辞退」 を
どれだけ減らせるか?
という事は
人材紹介業にとって
大きなテーマだと思います。
「やらなかった
やれなかった
どっちかな」 みつを
合掌。