「異業界での経験がこんなに活かせる!!」
私に転職のご相談をしてくださる方々は
人材紹介コンサルタントのご経験がある方が多いですが
未経験の方も30~40%いらっしゃいます。
未経験でも
人材紹介業にご興味をお持ちいただき
ご相談いただくのは
大変嬉しい事です。
ただ、一言で未経験と言っても
色々なご経歴の方々がいらっしゃいます。
大きく分けると、下記の二つです。
1 異業界ではあるが、営業経験のある方。 ⇒ 売上や利益などの数字で評価された経験がある方。
2 異業界で、且つ、 営業経験のない方。 ⇒ 上記のような、数字で評価された経験がない方。
上記2の方々にとっては
「数字で評価される」 という事に対して
不安感を持たれる方が多いです。
ただでさえ未経験業界への転職であり
且つ、初めて 「数字で評価される」 という事に対して
不安になるのは当然だと思います。
しかし、そのような方々のご経験や職歴の内容を
深く伺いますと
実は、 「数字で評価される」 という事以上に
厳しい尺度で評価されて来たご経験があったり
この業界とは異なる厳しいご苦労をされていたりします。
一つ、わかりやすい具体例をあげますと
「新聞記者」 という職歴を持たれた方がいらっしゃいました。
・いつ、どこで、事故や事件が起こるかわからない。
・それがたとえ深夜でも休日でも、現場に取材に行かなければならない。
*深夜も土日も夏休みもGWも年末年始も関係ない。
・「行けば簡単に取材ができる」 なんて、甘いものじゃなく
ニュースリソースを徹底的に探さなければならない。
・取材できたら、それを迅速、且つ、読みやすい記事にしなければいけない。
・記事を書いても、厳しい上司の承認を得なければならない。
・毎日、締め切りまでに、記事を入稿しなければならない。
・新聞が 「売れた」 か 「売れなかった」 かで、結果として評価される。
・売れたら読者が増えて、購読料も広告料も増えるが
売れなければ、その逆になる。
・更には、新聞と言う公共性の高い読み物であるため
記事の信憑性や公正さなど、社会的責任が非常に重い仕事である。
こんな厳しい仕事です。
その人から私に届くメールは
1週間に2~3回で
時間はいずれも深夜2~4時でした。
さー、人材コンサルタントの仕事と
どちらが厳しいでしょうか?
少なくとも、私は 「新聞記者」 になる自信はありません。
私:「数字で評価されると言っても
今の貴方の仕事ほど大変じゃないですよ。
貴方のお話をよく伺ってみますと
結果としては、貴方も数字で評価されているし
数字以外の部分でも
我々よりもっと厳しく評価され
大変な仕事をされているじゃないですか?」
ご相談者様:「へー、そうなんですかね?
そのように考えると、そうかもしれませんね。
なんか、売上目標とか利益目標とか言われると
その言葉だけで尻込みしてしまうんですよね。」
私:「それは無理もない事です。
ただ、貴方が魂を込めて書かれている記事と同じで
私たちも、自分の魂を込めて仕事をしないと
なかなか成約できないものです。」
ご相談者様:「そうなんですね?」
私:「いい加減な仕事をしていたら
成約できませんし
売上も利益も上がりません。
その意味で、仕事に向かう姿勢は同じです。」
ご相談者様:「ありがとうございます。
たとえ異業界でも
仕事で結果を出すという事は
相通じるものが必要なんですね?」
私:「そうなんです。
だから
貴方の売上が、貴方のお客様からの評価です。
お客様に喜んでいただいた結果が数字なんです!!」
ご相談者様:「ありがとうございます。
少しは今までの経験がが活かせるかもしれないと思って
勇気が出てきました。」
私:「少しじゃないですよ。
貴方の取材力(ヒアリング力やフットワーク)と
貴方の文章力(他人に伝える力)は
傑出して役に立つはずです。
自信を持ってください。」
ご相談者様:「わかりました。
元気が出ました。
どうか宜しくお願い致します。」
「わたしは
今日の一日を
大事に
生きたろうか」 みつを
合掌。