「コンサルタントが辞めやすい会社と辞めにくい会社」
ここ数年、人材業界も盛況ですし
人材紹介コンサルタントの方々は
転職したいと思っても
強い引き留めにあって
辞めにくくなっています。
当然、売れるコンサルタントほど
辞めにくいですよね。
ただ、同じ辞めにくい会社の中でも
大きく分けると、二種類あります。
1 社員と競業避止契約を交わしている会社
⇒ このタイプの会社の場合
「同業他社に転職します」 とは言いにくいので
社員はウソの理由を言って辞める人が多いです。
また、正直に 「同業他社に転職します」 と言うと
「その日の内に荷物をまとめて出て行け!!」
という事になり、大変悲しい辞め方になるケースも
少なくありません。
昨日まで一緒に働いていた人が、突然いなくなって
しまうという、何とも寂しい話です。
2 競業避止契約は交わしていないけれど
本当に辞めてほしくないから
強く引き留める会社
⇒ このタイプの会社は、基本的に温かい社風を持っており
社員に対する愛情が強い会社です。
社長や上司が何度も説得し、引き留めようとします。
それでも、社員の意志が固く引き留められない場合は
「仕方ないな。気が変わったら、いつでも戻って来いよ。」
と言って、送別会も設けてくれて、温かく盛大に送り出して
くれたりします。
このようなオープンで温かい社風の会社で働いている人は
幸せですよね。
私は幸いにも
過去お世話になった会社では
大変温かく送り出していただき
感謝しております。
だから、未だに色々な人とのつながりがあり
これが自分の最大の財産です。
また、先進的な会社の例としては
旧:インテリジェンス様(現:パーソルキャリア様)のように
「いつ辞めていいけど、いつ戻ってきてもいいぞ」
というような
「オープンイン&オープンアウト」
の考え方を持った会社もあって
これは素晴らしいと思います。
社員は辞めたとしても
その後もずっと会社や社員とのつながりが
途絶えません。
この 「つながり」 こそが
大きな財産になります。
そもそも他人様の転職支援を生業としている会社が
自社の社員の転職に関しては認めないなどという
一貫性が無く、度量が小さい経営姿勢では
会社の発展や飛躍は望めません。
「社員を大切にしている」 という自信が無いから
競業避止契約で縛ろうとするのです。
子供に話してもわかるような事ですので
そのような恥ずかしい経営姿勢の会社が
少なくなる事を願います。
私は立憲民主党員ではありませんが
「職業選択の自由」 は
憲法で保障されている国民の権利です。
「やわらかいあたま
やわらかいこころ」 みつを
合掌。