「Ｘ社とＹ社、雇用条件が同じだったら、どちらを選びますか？」

キャンディデートの方が

複数社に内定されて

「どの会社を選ぶのか？」

悩まれる事が多いですよね。

原因は

転職活動の途中で

本来の転職目的を見失ってしまうからです。

特に、複数社から内定をいただくと

「本来の転職目的が何だったのか？」

という、一番大切な事を忘れてしまう方が少なくありません。

従って、そのようなケースでは

転職活動を始めるに至った

原点に回帰していただく事が大切です。

その際、キャンディデートの方に投げかける質問の代表例が

「Ｘ社とＹ社、雇用条件が同じだったら、どちらを選びますか？」

という問いかけです。

この質問を投げかける事によって

本来の転職目的を思い出していただき

原点回帰していただくのです。

（元々の転職理由の例）

・人間関係の悪化

・仕事内容に対する不満

・スキルアップ

・会社の将来不安や業績悪化

・雇用条件（給与？　労働時間？　ポジション？　勤務地？　福利厚生？）に対する不満

・家族の事情　等々。

本来の転職理由は

キャンディデートによって様々です。

もちろん、複合的な理由もあります。

しかし、転職活動が進んでいく中で

本来の転職理由を見失ってしまう方がいらっしゃいます。

ただ

「Ｘ社とＹ社、雇用条件が同じだったら、どちらを選びますか？」

という質問を投げかけると

ハッと我に返る方もいらっしゃいます。

人は弱いです。

甘い誘い言葉や

応募した企業の知名度や印象によって

もちろん雇用条件によっても

本来の転職理由の軸がグラグラと揺らいでしまい

一番大切な目的を見失ってしまう事が多々あります。

そのような　「軸がグラグラになってしまった方々」　に

目を覚ましていただくよう促す事は

我々、人材紹介コンサルタントの非常に重要な役割だと思います。

逆に、クライアントの雇用条件を過剰につり上げて

年収闘争を誘発させてはいけません。

あくまで、キャンディデート本来の本質的な転職目的に

軸を戻してお考えいただくように促す事が

我々の役割ですね。

「弱きもの人間

　欲ふかきもの

　にんげん

　偽り多きもの

　にんげん

　そして人間の　

　わたし」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　みつを

合掌。