「KPI はアホマネージャーのおもちゃ」
現場の最前線を離れたマネージャーは
コンサルタントとしての自信を無くしていきます。
そこでしがみつく 「おもちゃ」 が
「KP I 」 という名の
中身のない単なる 「数値管理」 です。
・他にやる事が無いから、数値管理ばかりする。
・プレイヤーとしての自信が無いから、数値管理ばかりする。
・上司に会議で報告するために 数値管理ばかりする。
・性悪説でメンバーを信用してないから、数値管理ばかりする。
・何か解答が見つかるかもしれないから、ダメモトで数値管理ばかりする。
特に、大手人材紹介会社でマネージャーをやっている方々は
そんな 「ごまかしが嫌」 でストレスがたまって
「このままでは自分がダメになります。
私もプレイヤーに戻りたいです!!
早く戻らないと、40歳以降の将来像が描けません!!
助けてください!!」
と、おっしゃって、ご相談にお越しになります。
皆さん、本来は優秀で良識ある方々ですからね。
あのね、 「KP I 」 を設定するとすれば
一つだけに絞る事です。
新卒や中途の未経験者は 「紹介件数」 です。
ベテランや2年目以降は 「面接件数」 です。
それだけでいい。
その他の 「数値管理」 は
勝手に、ド素人経営者とか
アホマネージャーが収集管理してください。
「なぜ未経験者は、紹介件数なのか?」
という理由ですが
紹介できない限り、成約できないからです。
当るか? 当たらないか?
最初は確信が持てないけれど
たくさん紹介してみる事によって
だんだん的が絞れてきて
面接に進むようになりますね。
最初は何でも 「量稽古」 が必要で
ある程度、場数を踏まないとスキルアップしないからです。
そして、2年目になって
ある程度、的が絞れて来たら
後は 「面接件数」 をしっかりキープする事です。
面接に進まなければ
成約するわけがないからです。
その後は
肝心な 「面接の進め方や中身」 にこだわる事です。
従って、上記の二つだけでいいのです。
新人は 「紹介件数」 で
2年目以降は 「面接件数」 です。
・しっかり選んで、良い人材を紹介してくれる。
・しっかり選んで、良い求人を紹介してくれる。
・無駄が少ないので、お客様は助かる。
・結果として、自分の労働時間も減る。
⇒ 「さすが、プロのエージェントですね!!」
となるわけです。
もちろん、「百発百中」 でなくてもいいですよ。
ただ、明らかな 「ボール」 は投げないでください。
「ストライクに近いボール」 は
相手が振らなくなるまでは
どんどん投げても良いと思います。
昨日、丁度良い 「ワークス研究所」 の記事を
友達がシェアしてくれていましたので
あらためて、ここでもシェアさせていただきます。
「データ経営に落とし穴 ダメな会社はKPIで見分ける」
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO21200820V10C17A9000000?channel=DF180320167080&page=3
ところで、昔やっていた前金受注(リテイナー)の場合は
経営者(決裁者)との 「アポイント数」 が 「KP I 」 でした。
その時々のビジネスモデルや課金形態によって
当然、「KP I 」 も変わりますが
成功報酬型の人材紹介業であれば
「紹介件数」 と 「面接件数」 を押さえていれば十分です。
「How many 」 は、アホでも素人でも言えます。
マネージャーは、 「How to 」 を教えないと存在価値がありません。
「旅の荷物は
少ないほど
身体は自由です」 みつを
合掌。