「名字ぐらい教えてください」
先週の朝
謎のAさんから
電話がかかってきました。
私:「はい、プロフェッショナル・サーチでございます。」
Aさん:「あのー」
私:「はい、プロフェッショナル・サーチでございますが
どちら様でしょうか?」
Aさん:「はい、あのー」
私:「済みませんが
どちら様ですか?」
Aさん:「あのー、転職のー」
私:「はい、どちら様でしょうか?」
Aさん:「それじゃ、もういいです!!」
と言って、電話をお切りになりました。
ご登録手続きであれば
サイトの登録フォームにご記載いただき
お送りいただければ良いのですが
お名前すらも名乗れないという事は
非常に警戒心があったわけですね。
事前に電話で
それも匿名で話したかったのでしょうね?
私も
「匿名でもお話ぐらいお伺いすれば良かったのかな?」
とも考えたのですが
「いい大人が
挨拶もせず
自分の名字も名乗らず
というのはどうなんだろう?」
と思ったのです。
仮に、私がAさんの名字を知ったところで
その後、何か危害を加えられるわけでもありませんし
そんな必要もありません。
仮に、真面目な転職相談であっても
偽名でも良いのに
「挨拶もせず
名字すら名乗らない人って
どんな人だろう?」
と、声色も含めて想像したところ
「そんな方の相談に応じる価値はあるのだろうか?」
と思いました。
そこまで過剰な 「情報秘匿」 をする方から
履歴書や職務経歴書をお預かりして
転職理由や希望条件などの本音をお伺いする事は
不可能に近いと感じました。
そのような方に骨を折るのであれば
今現在、もっと私のサポートを必要としている方々がいらっしゃいます。
従って
電話とは言え
初対面の相手に
自分の名字すら名乗らず
「はじめまして」 の挨拶もできない方の相談には乗らなくてもいい
と思いました。
最近、人手不足で
求職者側がもてはやされる傾向にありますが
一定の礼儀とか
歩み寄りがあってしかるべきだと思います。
「原点
アノネ
人間にとって
一番大事なものはなにか?
そこを原点として
考えてゆけば
あとは自然に
わかってくるよ」 みつを
合掌。