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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「元気に笑って帰っていただきましょう」

「元気に笑って帰っていただきましょう」

先日、リクルートグループ企業で

5年以上営業を経験されているAさんにお会いしました。

事前に電話でも話したのですが

あまりに電話での声の滑舌が悪かったので

「本当にリクルートで営業をやっているのか?」

と、不安になりました。

これは実際に会って確かめるしかないと思い

お会いした次第です。

いつも通り、これまでのご経歴や転職理由

今後のご希望を伺いました。

しかし、 「このままでは全ての応募企業で不合格になる!!」 と思いまして

ハッキリ、ご本人に申し上げる事にしました。

私:「Aさん、リクルートの営業マンとは思えないほど第一印象が暗いですね。

   また、滑舌も悪いですね。」

Aさん:「そうですか・・・。」

私:「私との面談では、それでもいいですよ。

   しかし、企業との面接で、そのままでは内定するわけがありません。」

Aさん:「今の自分の心理状態が出てしまっていますね。」

私:「趣味のフットサルをやってる時も

   そんな暗い表情なんですか?」

Aさん:「いやー、フットサルの時は大声を出して

     明るく楽しくやってます!!」

私:「面接でそれを出さないから不合格になるんだよ。

   決まってるじゃん?

   どこの企業が暗くて滑舌の悪い人材を採用しますか?」

Aさん:「それが、これまでの不合格理由ですか?」

私:「当り前です。

   面接官は、リクルートで5年以上も営業で頑張っている人だから

   元気で明るくエネルギッシュな人だろうと思って

   期待して待っているんですよ。」

Aさん:「それはそうですよね?」

私:「Aさんも求人広告の営業をやってるから

   そんな事はわかるでしょう?」

Aさん:「はい、逆に立場に立てば、そうですよね。」

私:「従って、私のアドバイスは以下の通りです。

  ①人材紹介業の事を、書籍を読んだり、経験者に聞いて、もっと深く勉強して

   きちんとした応募動機を形成しなさい。

  ②少なくとも、面接の場では、明るく元気に滑舌よくしなさい。

  ③今現在の中途半端な状態で、これ以上、面接不合格にならないように

   自信ができるまで応募活動はストップしなさい。」

Aさん:「応募もしてはいけなんですか?」

私:「今の中途半端な状態で

   たくさん応募して不合格になってしまうと

   次に受ける会社が無くなってしまいますよ。

   ブラック企業しか無くなりますよ。」

Aさん:「それはそうですね。」

私:「ところで、先ほどフットサルの話をした時には

   いい笑顔でしたよ。」

Aさん:「そうですか?」

私:「僕もサッカーやってたから、わかりますよ。

   やってる時は夢中になりますよね?

   大声出して、笑ったり怒ったり。」

Aさん:「本当にそうですね。

     すごく楽しいです!!」

私:「そうですよ。

   その笑顔を面接でも出せるようになってください。

   いい笑顔じゃないですか!!

   先ほどまでの暗い顔とは別人ですよ。」

Aさん:「そんなに違いますか?」

私:「ほとんどの面接は、最初の5分。

   第一印象で決まるんですよ。

   今までは、顔で落ちたんです。

   今後は、顔で合格してください。」

Aさん:「わかりました。

     そんな単純な事か?

     簡単じゃないけど。」

私:「ちゃんと人材紹介業の事も勉強してくださいよ。」

Aさん:「わかりました。

     勉強します!!」

と、おっしゃって

最後は別人のように笑って帰られました。

折角、お会いしたのですから

「最後は元気に笑ってお帰りいただきたい」

その点に関しては、礼を尽くしたいと思います。

「おかげさん」                                                 みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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