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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「KP I にサヨナラ。その内定者は本当に入社するの?」

「KP I にサヨナラ。その内定者は本当に入社するの?」

多くの人材紹介会社の

素人社長さんが大好きな 「K P I 」 の話題です。

この 「K P I 」 の

数値項目がやたら多いと

人材紹介コンサルタントも焦点ボケしますよね。

そして、その内、コンサルタントは 「K P I 」 を無視し始めます。

やってるふりだけするコンサルタントが大半になります。

理由は簡単で、必ずしも業績と直結しないからです。

その結果

「K P I のための K P I 」 になったり

「暇な社長や管理職のための K P I 」 になったりします。

数字だけ眺めていても

「量」 の話にしかならなくて

「質」 とか 「スキル」 とか 「顧客満足」 の話になりにくいからです。

唯一、業績がトップクラスのコンサルタントと

関連性がある数値は

「面接数」 だと思います。

しかし更に、この 「面接数」 の内容が大切なのです。

結論を申しますと

社長さんやマネージャーは

「そのキャンディデートは

 内定したら本当に入社すると思う?」

と、コンサルタントに質問する事が大切です。

コンサルタント:「多分、入社すると思いますけど・・・。」

マネージャー:「その根拠は?

         逆に、何か懸念材料はあるの?」

コンサルタント:「実は、もう1社、他のエージェント経由で

          内定しそうな会社がありまして

          もし、その会社から好条件を提示されたら

          ご本人も迷う可能性があります。」

マネージャー:「なるほど。

         大きな懸念材料だね?

         それじゃー、今の段階でヨミには上げられないね。」

コンサルタント:「確かにそうですね。」

マネージャー:「何か打ち手は考えてる?」

コンサルタント:「まだです。

          もう1社の結果が出てから考えようと思っていました。」

マネージャー:「それでは、火事が起きるのを待って

         水をかけるようなものだよ。

         火事が起こらないように

         未然に予防しないとね。

         今の内にできる予防策はある?」

コンサルタント:「正直、これだという策はわかりません。」

マネージャー:「わかった。

         それじゃー、今から一緒に考えようよ。」

トップクラスのコンサルタントは放っておいても

自分で対策を打ってくれるので良いのです。

しかし、経験値の少ないコンサルタントや

業績が低迷しているコンサルタントは

「量」 の話だけでなく

「質」 とか 「スキル」 とか 「顧客が何を求めているのか?」 と言った

中身の話をしないと

なかなか這い上がれない人が数多くいます。

初心者に対しては 「量」 の話も大切ですが

「質」 とか 「中身」 の話も同時にして行くのが

マネジメンントの役割です。

もし、皆さんの周囲に

「量」 とか 「K P I 」 の話しかしない上司がいたら

その人は、ド素人か

現場を離れて何年も経過して

コンサルタント感覚がさびている人です。

そんな上司には

こちらから逆質問してみてください。

コンサルタント:「内定した人が辞退するかもしれないのですが

          こんな場合、どんな打ち手があるでしょうか?

          教えてください。」

多分、クリアな答は返ってこないでしょう。

そんな社長さんやマネージャーは

年収ばかり高い 「金食い虫」 ですから不要です。

組織の生産性が下がりますから

「ヒアリ」 のように、即座に駆除しましょう。

「どろをかぶらずに

 ほんものの

 仕事はできぬ」                                          みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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