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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「焼き鳥屋改革」

「焼き鳥屋改革」

近所に美味しい 「焼き鳥屋さん」 があります。

昔から有名な 「鶏肉屋さん」 のようです。

しかし、以前は

とんでもなくサービスの悪い店でした。

その事は、昔、このブログにも書きました。

「美味しい」 けど 「高い」 

それはともかく

「店員のサービス、マナーが最低」 だから

「もう二度と行かない・買わない」 

というような事を書きました。

以前は

「どうしてこんなに不愛想な店員ばかりなのか?」

「なぜ、 『いらっしゃいませ』 『ありがとうございます』 の一言も言えないのか?」

「なぜ、笑顔が全くないのか?」

「なぜ、こんな店員ばかり雇ったのか?」

「一体どんな経営者なのか?」

「お客さんからのクレームは無いのか?」

「このままで良いと思っているのか?」

本当に不思議で仕方なかったです。

「あんな店、どんなに美味しくても

 東京じゃなかったら、とっくの昔につぶれてるよね」

と、家内と話していました。

そんな店でしたから

私は嫌いで、しばらく行きませんでした。

しかし最近、久しぶりにのぞいてみたら

以前いた全ての店員が刷新され

全く見た事がないニューフェースに変わっていました。

私が驚いて入店したら

「いらっしゃいませ!!

 何にいたしまよう?」

と、元気な声で挨拶されました。

それ以来、その店の焼き鳥を頻繁に買うようになり

昨晩も食べました。

ネコも大好きです。

しかし、特別にサービスが良くなったわけではなく普通です。

以前が、あまりにひどすぎただけです。

以前は、愛想も悪かったし

チームワークもできていませんでした。

今は、一人が注文を聞くと

もう一人が焼き鳥を袋に入れ

そして、手が空いている方が勘定をします。

もう一人は、他のお客さんの相手をしています。

常時、三人体制で

普通にチームワークができています。

結果として

1 気持ちよく入りやすくなった。

2 以前より、リピート客が増えた。

3 待たされず、短時間で買えるようになった。

4 客の回転が速くなり、商品が早く売れるようになった。

 *昨日14時も、一番人気の 「砂肝」 は売り切れでした。

5 結果として、店も更に儲かるようになった。

という事です。

「どうして、こんなテコ入れをもっと早くやらなかったのか?」

と思うのですが

そこは色々な事情・しがらみがあったのでしょうね。

「一番テコ入れしなければいけないのに、できていない」

このような会社が世の中の過半数あると思っています。

だから、多くの会社が短期間で倒産するわけですね。

それはこれまで数多くの企業や経営者との接点の中で

教えられたり、感じたりした事です。

興味があるのは

この 「焼き鳥屋さん」 の経営者が

以前から知っていながら

いつ、どのようなきっかけで決断し

どのように店員を刷新したのか?

その経緯や方法を知りたいですし

新たな店員の採用基準をどのように設定して

どんな手法で採用したのか?

その事も知りたいです。

まさか、どこかの人材紹介会社に依頼して

年収の35%払ったとは思えませんが

それぐらいの価値は十分ある改革だと思います。

大なり小なり

企業も商店も経営の根本は変わりません。

「その時

 どう動く」                                            みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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