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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「同僚コンサルタントは敵か味方か?」

「同僚コンサルタントは敵か味方か?」

これって、その人材紹介会社の社風によって

全く答が異なりますよね?

私は、最初の配属が 「リクルート人材センター」 だったので

同僚の事を 「敵」 なんて思った事は

全くありません。

「あいつもなかなかやるな。

 よし、俺も頑張るぞ!!」

と思いました。

「自分ももっと頑張って結果を出さないといけない」

という良い刺激をもらいました。

「同僚をうらやむ暇があったら、自分の業績を上げるしかない」

という事が、当り前の感覚だと思っていました。

そんな平和な感覚で

2000年2月1日に、まだ社員数40名(現在700名超)だった

17年半前のJACリクルートメント(当時:JACジャパン)に転職して驚きました。

*今は平和で紳士的な会社ですので、くれぐれも誤解されないようにお願いします。

特に当時の東京オフィスは

「自分たちのチーム以外は敵だ!!」

というカルチャーでした。

その中でも、金融チームとコンシューマーチームとの

「仁義なき戦い」 は

おもしろかったけど怖かったです。

実際、役員会の最中に

突然、人事マネージャーが入って来て

「大変です!!

 金融のHさんと、コンシューマーのAさんが

 殴り合いのケンカになりそうです!!

 誰か来てください!!」

とか、そんな事もありまして

「一体これは同じ人材紹介業界なのか?」

と思いました。

今でこそ懐かしい思い出話で

当時コンサルタントだった方々とも

笑って話せますが

その時は正直

「俺はこれからどうしよう?

 何から手を付ければいいんだろう?

 こんなんじゃ、上場を目指すどころの話じゃないぞ。」

と思い、途方にくれました。

また当時、外資系エージェントから転職して来た方から

「武谷(たけや)さん、こんなのかわいいものですよ。

 私の前職では、海兵隊出身の外国人同士が

 キャンディデートの奪い合いで

 本当に殴り合いのケンカをしてました。

 K1顔負けのド迫力でした!!」

と聞かされて

「どうも自分がいたリクルートだけが平和な会社で

 他の会社は違うんだな」

と、認識をあらためました。

しかし、それから長い歳月と努力を経て

JACリクルートメントは

立派に東証一部上場企業になりました。

人材紹介業界全体も

まだまだヨチヨチでヤクザな会社もありますが

少しずつまともになって来ているとは思います。

しかし、個別に見ると

未だに全然なってない会社が数多く存在します。

一番多いのは

「登録したけど、電話もメールも何の連絡も無いです。」

という話です。

「決まりそうな人材にだけ連絡して

 そうではない人材には何も連絡しない」

そんな事では、社会的な責任を果たしていませんね。

「ビジネスで利益を上げる」 ⇒ 「社会的責任を果たす」 ⇒ 「それなりのコストや労力を払う」

という事を考えるべきです。

これは、きれい事で言ってるわけじゃないんですよ。

「MUST」 です。

厚生労働省や各地労働局には

形式要件だけではなく

個別の人材紹介会社のサービス品質を調べていただき

「優良事業所認定」 などの

審査をしていただきたいと思います。

「なるべくなら

 うそのないほうがいい」                                           みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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