「自信がないから過剰武装。それは逆効果です。」
これを言ってはオシマイですが
面接で内定する人は
何もしなくても内定しますよね。
逆に、不合格になる人は
どんなに面接対策してもアドバイスしても
不合格になります。
しかし、この間のボーダーライン上に
ほとんどの人がいます。
何か適切な働きかけやアドバイスをすれば
内定するかもしれない人がボリュームゾーンだと言っても良いでしょう。
もちろん、その人たちにも内定をGETしていただけるように
お話をお伺いしたり、アドバイスをするのが
私たち人材紹介コンサルタントの仕事です。
ただ、アドバイスや面接対策などをやり過ぎるのは賛成できません。
作り物の人形を紹介しても仕方ないですよね。
どうせ、人形だと見抜かれます。
従って
「押してもダメなら引いてみよう」
という事が大切だと考えています。
面接対策やアドバイスをたくさんするのではなく
ご本人に 「自分は何者か?」 を考えていただく時間を
持っていただく事が大切だと思います。
その間は、しばらくコンタクトしない方が良いと思います。
結果として、他のルートで転職されてもいいです。
「自分は何者か?」 を知るために
幼少の頃からの出来事や感じた事を
良い事も悪い事も全て大量に書き出して
そのレポートのコピーを配り
30人ぐらいの初対面の方々の前で
「私はこんな人間です」
と、発表するという貴重な機会を
2009年の栢野さんセミナーで与えていただきました。
ご想像通り、振り返りますと
私は良い事などほとんどしておらず
悪い事ばかりして
人を傷つけ、迷惑ばかりかけてきた事に気づきます。
「自分は何者か?」 なんて
生い立ちや幼少時代の環境
祖父母・親・兄弟・小中学時代にまで遡らないとわからないし
それも自分の主観だけで思っている事ですから
他人から客観的に見たらどうか?
という所まではわかりません。
しかし、その日に初めて会った30人の前で発表する。
多分、初対面の30人の前だからこそ
ある意味、気楽にカミングアウトできるのだと思います。
知らない人に裸を見られるのは平気ですが
知人に裸を見られるのは恥ずかしい
という気持ちと似ていると思います。
従って、私は人材紹介コンサルタントではありますが
「これ以上、過剰に関わっても良い方向に進まないな」
と思ったら
その段階でしばらく距離を置くようにします。
それ以上、過剰に関わると
その人を傷つける結果になると思いますし
ビジネスとしても良い結果につながりません。
自分自身で考えて動いていただくか
他の人材コンサルタントに相談された方が
新たな視界が開けると思います。
ご縁があってお会いした以上は
精一杯の努力は致しますが
のめり込み過ぎて
お互い視野が狭くならないようにしたいですね。
そうすれば、新たな良縁に恵まれる事もあると思います。
「ひとの世の幸不幸は
人と人とが逢うことから
はじまる
よき出逢いを」 みつを
合掌。