「迷ったら断るか?紹介してみるか?」
同じ人材紹介コンサルタントでも
「この人は迷うなー。ちょっと厳しいかもなー。」
と思ったら、具体的な求人案件をご紹介しないコンサルタントもいます。
一方で
「うーん、キャリア的には厳しいけど、人柄が良いので何とかしたい。」
と思って、少し無理気味でも
求人案件を紹介するコンサルタントもいます。
私は心臓が強くないですし
情に流される傾向がありますので
後者のタイプです。
もっとクライアント寄りの強いスタンスを持った
ヘッドハンタータイプのコンサルタントであれば
「迷ったら断る」 というケースが多いと思います。
私も 「本来はそうあるべきかなー」 と考えるのですが
長々と面談している内に
どうしても情が移る傾向があるようで
「厳しいかもしれませんが、やってみましょうか?」
という事になるケースが多いです。
先日も、そんなキャンディデートの件で悩んでしまいました。
話をしていて
とにかく信頼感とか安心感があって
尊敬できる人なんです。
これまでのご経歴にも一貫性があり
高業績を残されています。
ただ、人材紹介業に関しては未経験である事と
ご年齢とのバランスが難しい点でありまして
「キャリア的には難しいけど
お人柄が素晴らしいので
面接してくれたらひょっとして?」
と思わせる方です。
実際、既にある人材紹介会社からは内定が出ています。
ただ、 「その会社は、あまり評判が良くないよ。」
という事をご友人からお聞きになって
ご相談にお越しになったという経緯です。
私もその会社の内部事情はある程度存じておりまして
「その会社は、ちょっとどうですかねー?」
という感じで
過去に、求人のご依頼をお断りした経緯があります。
とにかく、転職する以上は失敗してほしくないじゃないですか?
従って、 「可能性は高くないけれど、採用してくれる可能性がある企業」
をご紹介させていただきました。
あとは、 「興味のある会社は、自分でどんどん直接応募した方がいいですよ」
という事を、いつものように申し上げました。
最後は 「一期一会」 ご縁の問題ですから
ご本人が腹をくくってチャレンジしていただくしかありません。
もちろん
「何とか面接してください!!」
とはお願いしますし
有り難い事にお願いすれば
面接していただけるクライアントが多いです。
面接のチャンスをいただけるのは、本当に救われます。
いつもありがとうございます。
「おかげさん」 みつを
合掌。