「昨日の最終面接結果です」
Aさんは、見事に念願の内定をGETされました!!
1か月、X社さんの採用再開を待った甲斐がありました。
社長、Aさんのご苦労や長所をご評価いただき
誠にありがとうございました。
Aさんも私も感動で、電話の声が震えました。
まさに
「至誠天に通ず」 ⇒ まごころをもって事に当たれば好結果がもたらされる。
という結果になり、重ねて御礼申し上げます。
ありがとうございました。
昔、リクルートエイブリック時代、営業部長に昇進した時に
当時の社長だった岡﨑さんの 「座右の銘」 です。
私:「岡﨑さんの座右の銘はどんな言葉ですか?」
岡﨑さん:「おー、それはね、実は幾つかあるんだけどそうだな。
ここで君たちに伝えるとすれば
『至誠天に通ず』 かな?」
私:「へー、 『一事が万事』 じゃないんですか?」
岡﨑さん:「いやー、それもそうなんだけどさ
この晴れがましい場で
君たちに伝えるとすれば
『至誠天に通ず』
をあげておくよ。」
私:「わかりました。
ところで、どんな意味ですか?」
岡﨑さん:「知らんのか!!
そのままの意味だよ。」
私:「えー、どんな字ですか?
死生?天に通ず?
生きても死んでも天国に行ける?」
岡﨑さん:「バカ者!!
『誠を尽くして努力すれば、その願いはかなう』
という意味だよ。」
私:「ほー、そういう意味ですか!!
良い言葉ですね。」
岡﨑さん:「お前ね、 『一事が万事』 だな。
少しは教養を身につけなさい!!」
私:「結局、本当の座右の銘は、 『一事が万事』 じゃないですか?(笑)」
こんな昔話はともかく
昨日の面接後、Aさんからお電話をいただきました。
「いつもと同じ、丁度1時間半だから内定かな?」
と思って電話に出ましたが・・・。
私:「Aさん、お疲れ様でした。
面接はどうでしたか?」
Aさん:「申し訳ありません。
自分の力を出し切れませんでした。」
私:「え、面接時間は1時間半ですよね?」
Aさん:「いいえ、30分前に終わりましたので
実質1時間です。」
私:「それは過去の前例に比べると短いですね。
でも、面接の感触はどうだったんですか?」
Aさん:「主に話されたマネージャーの方の質問に
うまく答えられませんでした。
気持ちが入り過ぎて緊張しました。」
私:「具体的には?」
Aさん:「質問に対する回答が簡潔ではなかったと思います。
結論を簡潔に述べて、聞かれたら理由を列挙するという
展開にできず、話が長く回りくどくなったと反省しています。
申し訳ございません。」
私:「そうですか。
私が気合を入れ過ぎましたからね。
済みません。
ところで、社長さんとのやり取りはどうでしたか?」
Aさん:「社長さんとの質疑応答は
マネージャーの方とのやり取りに比べれば
少しはマシだったかなと思いますが
それでも多分、結果はダメだと思います。」
私:「うんうん、もう待つしかないじゃないですか?」
Aさん:「はい、そう思います。
今の自分にできる事、話せる事は、精一杯やったつもりです!!
これが今の私の実力です。」
うーん、俺が気合を入れ過ぎたなー。
最後に一言、Aさんの気持ちが少しは楽になる事を
昨晩言ってあげられたら良かったのになー。
「落ちても死ぬわけじゃないし
今後も全力でサポートするから大丈夫ですよ」
って、何かいい加減な気がして言えませんでした。
「そんな事は他人だから言える言葉だよな」
と感じたんです。
しかし、Aさんの誠実さと
有り難いクライアントの寛大なお計らいによって
内定をいただき、感動しました。
誠にありがとうございました。
「おかげさん」 みつを
合掌。