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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「手段を選ばず結果を求めたらどうなるか?」

「手段を選ばず結果を求めたらどうなるか?」

最近、大阪府の学校法人の話題で持ち切りですね。

一連の報道を見ていて感じる事があります。

それは、ビジネスや 「経営」 において

目的を達成する事も大切ですが

それ以上に、その歩みやプロセスが大切だという事です。

「目的のためには手段を選ばない」 という言葉がありますが

実は、この手段を選ぶという事が大切だと考えます。

人材紹介コンサルタントの皆さんも

クライアント企業の事業内容や売上・利益だけではなく

その沿革や経営者の理念を知ってこそ

その企業固有のアイデンティティを感じる事が多いと思います。

それを感じてこそ

「何とかこの企業のお役に立ちたい!!」

と思われるでしょう。

事業を成功させるためには

様々な根回しをしたり

コネやツテを使って口利きをしてもらう

というような事はあるでしょう。

また、それに必要なノウハウ・資金・設備など

できるだけ実利を得たいという事は

誰もが考える事だと思います。

しかし、法に抵触しないから良いという事ではなく

これらの手段やプロセスのどこかで

筋の通らない無理なやり方をしてしまった場合は

調子よく進んでいる間は何とかごまかせても

一度小さな綻びが出てしまったら

いとも簡単に崩れてしまうものではないかと思うのです。

今回の問題も

そもそも学校法人の経営基盤がしっかりしたものであり

真っ当な手続きやプロセスを経ていれば

何の問題もなかった事でしょう。

ビジネスを立ち上げる上で

無理を承知でチャレンジをしたり

リスクを背負ってスタートする事が悪いとは思いません。

しかし、そこに道義的な正当性と申しますか

プロセスにおいて道を外れない事が大切なのではないでしょうか?

これは、経営という大きな話ではなく

日々の我々の仕事にも当てはめる事ができます。

「ずるい事」 をして

仕事をショートカットをしてしまう癖がつくと

必ずその綻びは知らず知らずの内に大きくなり

やがては大きな傷となって

自分に返ってくるのではないかと思います。

童話の 「三匹の子豚」 を思い浮かべてみてください。

この童話の教訓は

物を作る時には

時間や手間をかけた方が安全な物となり

いざという時に役に立つ。

要するに、勤勉な人間であるほど

最後には大きな結果を残し

頂点に立てるという事です。

仕事だけではなく

人生は何においても近道はありませんね。

真の成功は、コツコツと積み上げる事でしか得られないものだと思います。

近道を考える暇と智恵があるのなら

それを目の前の仕事に費やす事こそが

本当の近道なのでしょう。

大変真っ当で当り前の事なのですが

人はついこの事を忘れてしまうのではないでしょうか?

「毎日少しずつ
 それがなかなか
 できねんだなあ」                               みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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