「偉い外国人のお客様からの電話」
いつも大変お世話になっている
偉い外国人のお客様、Aさんがいらっしゃいます。
Aさんは、日本に数年間住まれていらっしゃるそうです。
お食事もご一緒させていただいた事がありますが
その時は、バイリンガルの日本人マネージャーの方も同席されていましたので
要所要所で通訳していただきました。
ちなみに、恥ずかしながら、私は全く英語ができません。
JACリクルートメント社を退職した後は
英語を習得しようとする努力もしておりません。
Aさんは、そんな怠惰な私とは異なり
できるだけ、自分で日本語を聞いて
自分で日本語を話そうとされる姿勢を持たれています。
そのような努力をされていらっしゃるので
最初にお会いした時より
二度目にお会いした時の方が
日本語が上達されているように感じました。
そして先日、Aさんから直接お電話をいただき驚きました。
Aさんは、私が英語ができない事をご存知なので
なんと日本語でお電話してくださったんです。
私:「はい。プロフェッショナル・サーチでございます。」
Aさん:「あー、タケヤさんですか?
私はAです。
こんにちは。」
私:「えー、Aさんですか!!
大変お世話になっております。」
Aさん:「お世話になっております。
あのー、オファーしたYさんですが
どうでしょうか?
入社していただけますか?
こちらは大変欲しいですね。
大変前向きです。」
私:「ありがとうございます。
返事が遅くなって
お待たせしており
申し訳ございません。」
Aさん:「Yさんの気持ちはどうですかね?
もう一度、社長に会うようにセットしましょうか?」
私:「あー、ありがとうございます。
Yさんも大変前向きです。
オファーレターをいただき、ありがとうございます。
今日か明日にはサインすると言ってます。
Yさんもジョインしたいと言ってます。」
Aさん:「おー、そうですか!!
それはとても嬉しいです。
それなら良かったです。」
私:「本当にありがとうございます。
御社の皆さんに親切にしていただいて
Yさんも感謝しています。」
Aさん:「うん?
えー、私の日本語、うまくなくて、ごめんなさい。
Yさんは、ジョインしてくれるんですね?」
私:「とんでもございません。
私が英語ができなくて、済みません。
Yさんは、ジョインします。
ありがとうございます。」
Aさん:「そうですか、とても良いニュースで嬉しいです。
ありがとうございます。」
私:「わざわざ日本語でお電話をいただき、ありがとうございます。
英語ができなくて、申し訳ございません。
今後とも宜しくお願い致します。」
Aさん:「こちらこそ、宜しくお願い致します。」
お待たせした上に
日本語でお電話までいただいて
本当に有り難いと思いました。
と同時に
「こりゃ、もう少し英語を話さないといかんな」
と、自分が情けなりました。
「She wants to join your company.」
これぐらいは言えるだろうと。
普段は偉そうに侍みたいな事を言ってるくせに
全く腰抜けだ。
Aさんこそ侍だ。
Aさん、誠にありがとうございました。
「やれなかった
やらなかった
どっちかな」 みつを
合掌。