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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「偉い外国人のお客様からの電話」

「偉い外国人のお客様からの電話」

いつも大変お世話になっている

偉い外国人のお客様、Aさんがいらっしゃいます。

Aさんは、日本に数年間住まれていらっしゃるそうです。

お食事もご一緒させていただいた事がありますが

その時は、バイリンガルの日本人マネージャーの方も同席されていましたので

要所要所で通訳していただきました。

ちなみに、恥ずかしながら、私は全く英語ができません。

JACリクルートメント社を退職した後は

英語を習得しようとする努力もしておりません。

Aさんは、そんな怠惰な私とは異なり

できるだけ、自分で日本語を聞いて

自分で日本語を話そうとされる姿勢を持たれています。

そのような努力をされていらっしゃるので

最初にお会いした時より

二度目にお会いした時の方が

日本語が上達されているように感じました。

そして先日、Aさんから直接お電話をいただき驚きました。

Aさんは、私が英語ができない事をご存知なので

なんと日本語でお電話してくださったんです。

私:「はい。プロフェッショナル・サーチでございます。」

Aさん:「あー、タケヤさんですか?

     私はAです。

     こんにちは。」

私:「えー、Aさんですか!!

   大変お世話になっております。」

Aさん:「お世話になっております。

     あのー、オファーしたYさんですが

     どうでしょうか?

     入社していただけますか?

     こちらは大変欲しいですね。

     大変前向きです。」

私:「ありがとうございます。

   返事が遅くなって

   お待たせしており

   申し訳ございません。」

Aさん:「Yさんの気持ちはどうですかね?

     もう一度、社長に会うようにセットしましょうか?」

私:「あー、ありがとうございます。

   Yさんも大変前向きです。

   オファーレターをいただき、ありがとうございます。

   今日か明日にはサインすると言ってます。

   Yさんもジョインしたいと言ってます。」

Aさん:「おー、そうですか!!

     それはとても嬉しいです。

     それなら良かったです。」

私:「本当にありがとうございます。

   御社の皆さんに親切にしていただいて

   Yさんも感謝しています。」

Aさん:「うん?

     えー、私の日本語、うまくなくて、ごめんなさい。

     Yさんは、ジョインしてくれるんですね?」

私:「とんでもございません。

   私が英語ができなくて、済みません。

   Yさんは、ジョインします。

   ありがとうございます。」

Aさん:「そうですか、とても良いニュースで嬉しいです。

     ありがとうございます。」

私:「わざわざ日本語でお電話をいただき、ありがとうございます。

   英語ができなくて、申し訳ございません。

   今後とも宜しくお願い致します。」

Aさん:「こちらこそ、宜しくお願い致します。」

お待たせした上に

日本語でお電話までいただいて

本当に有り難いと思いました。

と同時に

「こりゃ、もう少し英語を話さないといかんな」

と、自分が情けなりました。

「She wants to join your company.」 

これぐらいは言えるだろうと。

普段は偉そうに侍みたいな事を言ってるくせに

全く腰抜けだ。

Aさんこそ侍だ。

Aさん、誠にありがとうございました。

「やれなかった

 やらなかった

 どっちかな」                             みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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