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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「母親のように怖い女性コンサルタント」

「母親のように怖い女性コンサルタント」

先日、現役の人材紹介コンサルタントAさんから、下記のようなお話を伺いました。

Aさん:「実は先日、私の親友が転職したいと言って
     うちの会社に登録したんですよ。」

私:「そうなんですか?
   Aさんが面談されたんですか?」

Aさん:「いえ、幼馴染の親友なので
     私ではやりにくいですし、担当分野も違うので
     うちの女性コンサルタントのBという者が担当しているんです。」

私:「なるほどそうですか。
   それで、どこか良い案件をご紹介できそうですか?」

Aさん:「友人は大手企業に在籍していて
     それなりのポジションですし
     仕事もできるヤツだと思うので
     求人は色々あると思うんです。
     ただ、それよりもコンサルタントとの面談やその後のやり取りに関して
     友人の言う事が大変面白くて笑ってしまいました。」

私:「へー、どんな事をおっしゃっていたんですか?」

Aさん:「担当の女性コンサルタントは見た目も物腰も柔らかくて
     すごく印象の良い人なんですよ。
     でも、友人が言うには
     とても優しい顔をして厳しい事をズバズバ言われると。
     しかも、言われる事が全て的を射ているからぐうの音も出ないと。
     Bさんは優しいけど怖い。
     おかんみたいだと(笑)。
     友人はいいやつなんですけどね
     ちょっと甘い部分があるので
     そのやり取りを想像したらもの大変面白かったです。」

私:「なるほど。
   確かに、Bさんのような女性コンサルタントはいますね。
   多分、スパッと言っても言葉や態度がスマートなので
   聞く方も素直に受け止めてしまうんでしょう。
   Bさんは、この仕事が天職かもしれません。」

Aさん:「そうですね。
     私も言いたい事は言う方ですが
     時々、相手に遠慮して言えない事もあります。
     その点、Bさんは、とても上手に言いたい事を
     さらっと言ってしまうので感心します。
     コミュニケーションの達人です。」

私:「そういう点では、男性より女性の方が上手な人が多いかもしれませんね。
   相対的に女性の方がハッキリしてますよね。
   ご友人はお母さんのような女性コンサルタントが担当で幸せですね(笑)。」

コミュニケーションというものは実に繊細で奥が深く

同じ事を同じように言っても

AさんとBさんとでは

相手に受け取られる印象が違う事がよくありますね。

これは、元来その人が持っている雰囲気やキャラクターも含めて伝わりますから

変える事は大変難しいものです。

人材紹介コンサルタントの仕事は

ただキャンディデートに寄り添うだけではなく

時には厳しい話をしなければならない場面もあります。

それを相手が受け入れてくれるか?

納得してくれるか?

その点が極めて重要です。

個人による違いだけではなく

この仕事の場合

性別や年代の違いによる相性もあります。

異性の方が話しやすい場合もあれば

同性の方が打ち解けやすい場合もあります。

例えば、年配の男性が

男性同士だとプライドが邪魔をして言いにくいような事でも

歳の離れた若い女性コンサルタントには

何でも素直に話してくれる

というような事例もよくあります。

「人は理屈では動かない」

という事を体感できるのが我々の仕事かもしれません。

皆さんの周りにも

Bさんのようなバリバリの女性コンサルタントがいるでしょう?

Aさんのご友人は

「おかん」 のようなBさんを大いに頼りにして

良い転職先を見つけていただきたいと思います。

「ひとの世の幸不幸は
 人と人とが逢うことから
 はじまる
 よき出逢いを」                         みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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