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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「できるマネージャーは褒め上手」

「できるマネージャーは褒め上手」

Aさんは、経験20年以上のベテラン人材紹介コンサルタントです。

先日お会いした時、下記のようなお話をしました。

Aさん:「最近、うちのB君が
     リーダーとして頑張ってくれていまして
     チームも大変良い雰囲気で助かっています。」

私:「そうですか、B君は人材コンサルタントとしても優秀ですが
   穏やかで人当たりも良いので
   誰からも好かれるでしょう?」

Aさん:「そうなんですよ。
     彼を見ていて感心するのは
     人を褒めるのが実にうまいんですよ。
     私達世代だと上司には怒られて当たり前で
     上司も怒ってなんぼみたいなところが
     ありましたからね。
     私のマネジメントではもう古いですね(笑)。」

私:「なるほど、そうですか。
   確かに昔は上司に褒められる事はあまりなかったですね。
   自分がバカだったからでしょうが。」

Aさん:「最近の若い人は叱られなれてない人も多いので
     ちょっと叱られただけでも
     萎縮してしまう事があるんですよね。
     よく考えたら、できていない点を指摘すればいいだけなので
     そんなに叱る必要もないのですが
     私も短気なところがあって
     つい怒ってしまう事があります。
     かと言って、褒めているかというと
     それもできてないんですよ。
     大切なのはマネジメントによって
     部下の長所を引き出す事ですから
     褒める事によって伸びるのであれば
     大いに褒めてあげるべきですね。」

私:「そうですね。
   我々はあまり『褒め上手』ではないかもしれませんね。」

Aさん:「そうなんです。
     自分も褒められる事に慣れていないし
     褒める事にも慣れていないからでしょうか?
     でも、今更私が突然褒めだしたら
     それこそ社員は戸惑ってしまうでしょうから
     褒め役はB君に任せて
     私は叱り役で憎まれ役のままでいます(笑)。」

私:「そういう役割分担も大切じゃないですか?
   大事なのはバランスですよね。
   褒めるべき時は大いに褒めてあげて
   叱るべき時は、はっきり叱ってあげるという
   メリハリが大事なんでしょう。」

最近では子育てにおいても

「褒める」事の重要性を説いていらっしゃる方が多いですね。

人は誰でも褒められれば嬉しいですし

もっと頑張ろうと思いますよね。

マネジメントにおいても

部下を褒めてあげる事の効果は大きいと思います。

「マネジメントの父」 と呼ばれるドラッカーも

「人の弱みには目をつぶり、強みを発揮させよ」

と説いています。

褒めるという事は

相手をよく見ていなければできません。

管理職は、褒めるべき点より

失敗やできなかった点ばかりが目がいきがちですが

褒め上手のB君は

日頃からメンバーの事をよく見ているのでしょう。

管理職の方々は

部下をよく見て褒めてあげていますか?

是非、実践してみてください。

「名もない草も
 実をつける
 いのちいっぱいの
 花を咲かせて」                            みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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