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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「『上位コンサルタントの退職』=『経営危機』」

「『上位コンサルタントの退職』=『経営危機』」

現役の人材紹介コンサルタントが転職される場合

転職先の人材紹介会社のコンサルタントの方々が

「どれくらいの売上目標を持ち、どれくらいの実績を上げているのか?」

という事は大変気になる点ですね。

それによって、その人材紹介会社のレベルがわかるからです。

人材紹介コンサルタントの売上数字は

一気通貫型か分業型か?

二人で協力して成約した場合は、どのように売上を分けているのか?

など、一律ではなく各社のカウントルールは様々です。

また、人材紹介会社の規模や求人・求職リソースの豊富さによっても

カウントルールが違ってきます。

「貴社のコンサルタントの平均的な売上はどれくらいですか?」

とお伺いする事もありますが

これもコンサルタント数が少なく個人差の大きな会社では

あまり参考材料になりません。

ただ、中規模(数十名)以上の人材紹介会社であれば

全コンサルタントの平均売上や平均年収をお伺いすれば

現状をある程度推察できます。

平均的な売上の人材コンサルタントを

「アベレージヒッター」 と呼ぶ事があります。

これは野球に置き換えると

「ホームランバッターではないが、安定した打率を上げる人」

要するに

「飛びぬけた売上を上げる事はないが、業績が安定している人」

という意味ですね。

アベレージヒッターでも黒字社員であるかぎりは

会社としてはまずまず有り難い存在です。

ただ、注意しなければいけない事があります。

どんな組織に所属しても

「業績が平均であれば安心だ」

と思う人は多いでしょう?

しかし、ここで学生時代を思い出してください。

「平均点を取ったからと言って真ん中ではない」

という事です。

実際の点数分布は不規則ですから

平均点以上の生徒が半数以上いても

数人の生徒が極端に悪い成績であれば

平均点は下がりますよね。

これは、会社での営業成績でも同じ事が言えます。

平均的社員が横並び的に多い会社もありますが

上位と下位に極端な差がある会社もあります。

どちらが良い悪いという事ではありませんが

経営的な立場から見ると

コンサルタントの業績に大きな差が無い方が

マネジメントはしやすいかもしれません。

逆に、上位と下位に極端な差がある会社の場合は

上位のコンサルタントが数人一緒に辞めてしまうと

一気に経営危機に瀕してしまいます。

実際、このようなケースを過去に何度も見てきました。

まさに、中小エージェントでは

「上位コンサルタントの退職」=「経営危機」です。

いずれにしても

「平均」というレベルに安住する事なく

少しでも上を目指して日々精進しましょう。

皆さん、11月も大変お疲れ様でした。

明日からいよいよ師走ですが

体に気をつけてラストスパート、頑張ってください。

「生きているうち
 はたらけるうち
 日のくれぬうち」                           みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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