「マネジメント適性があるかないか?」
「マネジメント適性があるかないか?」
という話がよくありますが
実際の「マネジメント適性」とは何なのでしょうか?
マネジメント適性のある人とはどういう人だと思いますか?
昔、リーダーシップに関して書かれた本を読んだのですが
下記のような事が書かれてありました。
「思いは行動になり、行動は習慣になる。習慣は人格となり、人格は運命となる。」
これは、心理学者のウィリアム・ジェイムズという人の言葉であり
あのサッチャー首相の名言としても似たような言葉があります。
松井秀喜選手も座右の銘にしていたそうです。
リーダーやマネージャーというものは役職であり
その人が他人と比べて人間的に優れているとか
知能指数が高いとか、そういう事ではありませんね。
では、何を求められているのか?
それは、「その人の行動による周囲への影響力」 だと思います。
前述の言葉の中で
「行動は習慣になる」
という部分がポイントのような気がします。
リーダーやマネージャーの行動が良い習慣を生み出し
良い人格や進むべき道を創り出す
という事だと思います。
どれだけ素晴らしい人物であっても
それを何らかの行動で周りに影響を与える事ができなければ
リーダーの役割は果たせません。
1 まず行動を起こす事ができる人
2 行動を習慣化する事ができる人
3 行動によって自分の考えや進む道を周囲に示す事ができる人
これが、マネジメント適性のある人と言えるのかもしれません。
性格や得意・不得意によって
マネジメントに向いている・向いていない
という話が頻繁にされますが
本来のマネジメント適性とは、そういう事ではないと思います。
寡黙で不器用なリーダーもいます。
メンバーとの関わり方も人それぞれです。
マネジメント手法に決まりはありませんので
手法が問題なのではなく
「人を動かす行動ができるかどうかが大切だ」
と感じます。
最近は女性管理職や
年齢や経験年数に関係なく抜擢される若い管理職も増えています。
・トッププレーヤーだから管理職にする。
・面倒見が良く、どんな人からも好かれる人物だから管理職にする。
など、企業によっても管理職に抜擢する基準は様々です。
「どんな人が自社の管理職に相応しいのか?」 を
あらためて話し合い、定義づけてみる事も必要なのではないでしょうか?
「ただいるだけで
あなたがそこに
ただいるだけで
その場の空気が
あかるくなる
あなたがそこに
ただいるだけで
みんなのこころが
やすらぐ
そんなあなたに
わたしもなりたい」 みつを
合掌。