「労働負荷を減らして長く楽しく働こう!!」
先日、広告業界最大手企業で
不幸にも過労による自殺者が出た事が
様々なメディアで大きく報じられました。
広告業界は以前から夜型ハードワークで有名ですよね。
業界の構造的課題もあり、大変難しい問題だと感じます。
実際、同業界で働いている方にお話をお伺いしても
多くの方々がハードワークですね。
しかし、人の生命に関わる事ですから
このまま看過できない問題でもあります。
我々の人材紹介業も労働集約型のビジネスであり
長時間労働の方が比較的多い仕事ではないかと思います。
それでも最近は
大手人材紹介会社を中心に労働時間短縮を促す企業が増えています。
この仕事を始めて間もない若い人材紹介コンサルタントは
自分の未熟さを労働時間でリカバリーしている部分もあるでしょう。
しかし、その状態が5年も10年も改善されず
何年間も長時間労働が続く状況にあると
多くの方が疲弊します。
弊社にも、そのような環境で働いていた方が
悩んでご相談にお越しになった事も少なからずありました。
しかし、最近そのような方は減少傾向にあります。
企業にとって、また多くの管理職の方々にとっても
社員の労働生産性を向上させる指導をする事は大切だと思います。
逆に、過去にお会いしたトップコンサルタントと言われる方々は生産性が高く
周囲の社員の方々に比べて労働時間が少ない方もいらっしゃいます。
実際、毎日誰よりも早く帰るのに
常にトップの業績を上げるママさんコンサルタントもいらっしゃいます。
本人の能力やセンスという才能もあるのですが
・仕事の優先順位の付け方
・仕事の段取りの良さやスピード
・極力ミスをしない確動性の高い仕事のやり方
このような部分は、新人の教育過程でもかなり指導できると思います。
業績やKPI数値の管理だけでなく
生産性に目を向けて指導・教育できるかどうか?
その辺が、企業の内なる力を向上させる事に寄与するでしょう。
ITの進化によって
多くの仕事でより利便性が高まり
労働負荷が軽減されていくのが
本来目指す姿ではないかと思います。
しかし、現状を見ていますと
ITの進化によって
以前より多くの情報に対応する必要や習慣に迫られ
むしろ労働負荷を増やしているケースもあると感じます。
人材紹介の仕事に関しても
今こそ熟慮すべきテーマではないでしょうか?
人材コンサルタントの仕事が大好きで
寝る時間も惜しんで仕事をしたいという方もいらっしゃいますが
多くの方々が健全な労働環境の下で
プライベートな時間や休息もバランスよく維持しながら
長く楽しく仕事ができる業界にしたいと常々考えています。
「坂道へきたら
思いきって
ゆっくり
やすむことですよ
坂道でむりをすると
息がきれます」 みつを
合掌。