「具体的に知ってから応募しないと失敗するよ」

弊社では、人材紹介コンサルタントを志望される未経験者の方々には

面接でのポイント（焦点）をお話しさせていただきます。

その際は、実際の面接での質疑応答内容以上に

人材紹介コンサルタントの仕事のイメージを

具体的に持っていただくようにお話しています。

漠然としたイメージは持たれていても

具体的な仕事のイメージをつかんでいらっしゃる方は非常に少ないからです。

まずは、人材コンサルタントの一日を想像していただきます。

「朝から終業時間まで何をしているのか？」

という事です。

ＲＡ（リクルーティングアドバイザー）がやる事は何か？

→新規企業開拓はターゲット企業をどのよう探し、どのようにアプローチするのか？

→訪問して何を聞いて、何を話すのか？

→訪問後にやる事は何か？

ＣＡ（キャリアアドバイザー）がやる事は何か？

→ターゲット人材はどのように探すのか？

→求人企業とのマッチングは具体的にどうするのか？

→面談では何を聞き、何を話すのか？

一気通貫（両面）型であれば、上記の事を全て自分でやります。

どちらにしても

主に仕事の入口部分に関してどこまでイメージできるかを確認します。

と申しますのも、繰り返しになりますが

ほとんどの未経験の方々が

人材紹介コンサルタントの仕事を漠然とイメージしているだけだからです。

ＲＡであれば

「訪問して求人ヒアリングをしてキャンディデートを紹介する。
　その後、企業との面接調整などをする。」

ＣＡであれば

「求職者の方々と面談して
　ご希望を聞きマッチングをして求人をご紹介する。
　その後、応募手続きや面接調整などをする。」

というような大変アバウトなイメージです。

それ自体は間違ってはいませんが

実際には、その手前でやるべき事がたくさんあります。

まずは、企業を開拓しなければ求人は獲得できません。

候補者を探さなければ面談もできません。

求人票を作成しなければ、マッチングも求人紹介もできません。

このようなお膳立ての部分は未経験の方々にとって

「人材紹介コンサルタントの仕事」

としての認識が大変薄いのです。

実際の面接で

「営業未経験でいらっしゃいますが、新規開拓できそうですか？」　とか

「イメージされているより、実際は泥臭いですよ。大丈夫ですか？」

とか言われても

仕事をより具体的にイメージできていれば

自信を持って面接に臨めます。

面接での質疑応答も、深く的確な内容になります。

面接官の方も

「この仕事に関してよく調べているな。
　やる気があるんだな。」

という印象を持ちます。

従って

未経験であっても仕事内容に関して

具体的にイメージしておく事は大変重要なのです。

「とりあえず内定を取って入社すれば

　先輩や上司が教えてくれそうだから
　そこまで具体的に知らなくてもいいだろう」

というスタンスではダメだという事ですね。

事前にしっかりイメージしておけば

入社後のギャップも少なく

仕事のキャッチアップも早いです。

結果として、転職成功につながります。

これは人材紹介の仕事だけではなく

どんな仕事でも言える事ですね。

新しいチャレンジは転職後ではなく

転職前から既に始まっているんですね。

「ともかく具体的に
　動いてみるんだね
　具体的に動けば
　具体的な答が出るから」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　みつを

合掌。