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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「読書習慣によって社員の底力が上がった」

「読書習慣によって社員の底力が上がった」

先日、テレビのニュースで「読書の重要性」に関する特集があり

ある企業の取り組みを取材していました。

地方の小さな製造メーカーなのですが

社長さんが読書を大変重要だと考えていらっしゃって

その企業には数百冊の蔵書があります。

社員は自由に本を借りる事ができます。

社員は本を読みレポートを書くと

1冊につき幾らかの「読書手当」をいただく事ができます。

蔵書の内容は

ビジネス本から、文芸書、漫画まで様々です。

多くの社員が、仕事帰りに読みたい本を借りて帰るそうです。

学生時代、本をあまり読まなかったという女性社員は

この企業に就職した後、読書の楽しさに目覚めて

仕事帰りや週末に本屋さんに行く事が楽しみになった

と言っていました。

実際の仕事でも、読んだ本を元に資料を作成して

他の社員に喜んでもらえたと

嬉しそうに話をしていました。

取材の中で、この企業の社長さんが

「読書の習慣によって、社員の底力が上がったと感じる」

とおっしゃっていたのが印象的でした。

お若い社長さんでしたが、大変立派な経営者だと思いました。

企業内で読書を推奨する事は

一見、経営や事業とは関係ない個人的な事のように感じます。

しかし、その社長さんがおっしゃるように

時間はかかっても社員一人一人の力となって

結果的に企業全体の大きな力となっていくのではないかと思います。

最近、ほとんどの事がネットで簡単に調べられるようになりました。

ネットでの情報検索は、調べるプロセスがショートカットされ

ダイレクトに知りたい情報にたどり着く事ができます。

それに対して、読書による情報収集は時間がかかります。

しかし、「読書による情報収集の最大のメリットは知識や見識に幅が出る事だ」

とある大学教授がお話しされていました。

読書にかかる時間や手間は無駄ではなく

それによって得られるものは、ネットの数倍も価値があるという事です。

先ほどの企業の社長さんは

「読書によって社員の顔つきが変わった」

「自分に自信を持って意見を述べられる人が増えた」

ともおっしゃっていました。

知識はただ得るだけでは、あまり意味がないと思います。

答にたどり着くまでに疑問を持ち自分なりに考え

結果だけでなくその周辺にあるものも得てこそ

初めて実になるという事でしょう。

このように考えると

そこには仕事の能力開発にも大いに役立つヒントがあると思います。

皆さんは、どれぐらい本を読んでいますか?

部下にも本を読むように薦めていますか?

仕事のみならず人生においても、読書の意義は大きいと考えます。

「一生勉強
 一生青春」                              みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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