「人材紹介業に未来はあるか?=魚屋さん・八百屋さんに未来はあるか?」
「武谷(たけや)さん、人材紹介業に未来はありますか?」
というような質問を、時々受ける事があります。
率直に申し上げますと
あまりの愚問で答える気にもならないです。
「魚屋さん・八百屋さんに未来はあるか?」
と聞いているのと同じです。
「そんなに不安であれば、人材ビジネス先進国に行って見てこい!!」
と言いたくなります。
海外ではこの仕事がどれほど社会に根付いているか実感しますよ。
手紙がメールに変わったり、転職サイトやSNSができたり、AIが進化したり
使うツールは時代と共に変わっても
「本質は何も変わらない」
という事が見えてないんですよね。
「武谷(たけや)さん、人材紹介業に未来はありますか?」
と言う質問を聞くと、逆の意味では
「この業界も、やっと世の中に知られる業界になったんだな」
と、むしろ嬉しい感覚にもなります。
また
「知られるようになったからこそ、競争も厳しくなったんだな。
でも、競争が厳しくなるという事は
求人企業や転職を希望する人材など
お客様にとっては、選択肢が増えて大変良い事だな。」
と思います。
ようやく日本の人材紹介業も黎明期から成長期に差し掛かっているんです。
米国の市場規模は、大よそ1兆円で日本の5倍。
GDPや人口が日本の半分の英国でも、日本の2倍ですよ。
そんな状況も調べないで
「日本の人材紹介業に未来はありますか?」 なんて。
「日本の市場はおいしい」 と考えているから
外資系人材紹介会社やヘッドハンティング会社がたくさん参入してきて
一生懸命、人材紹介コンサルタントをリクルーティングしているんですよ。
それでは、逆質問で
「日本の人材紹介業の市場が伸びないとしたら、貴方はどうしますか?」
と聞きたいのです。
シンクタンクやマスコミが、「伸びる」 と言うから就職先として考える。
「伸びない」 と聞いたら、選択肢からはずず。
そんな事では、自分の考えや信念を持たないアホじゃないですか?
そもそも、そんな人は、この仕事に向いてません。
我々のお客様である求人企業も転職希望者は常に動いています。
そんな、不確定・不確実な状況の中で
真剣に、且つ、楽しみながら
ちゃんと業績を上げて
自分も食って
家族も食わせていかないといけないのです。
それができてこそ、プロフェッショナルです。
ちゃんとした仕事をして
堂々と収入を得て
プライドを持って生きる。
これは、どんな仕事を選んでも同じですよね。
「社会や市場環境のせいにする」=「他責」
「いかなる環境においても結果を出す」=「プロ&自責」
どっちの生き方を選びますか?
「しあわせはいつも
自分のこころが
きめる」 みつを
合掌。