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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「『街コン』に参加した?」

「『街コン』に参加した?」

先日、女性の人材紹介コンサルタントAさんとお話をしました。

Aさん:「少し前に実家に帰省した時、『街コン』に参加したんです。」

私:「街コン?
   お見合いパーティーのようなものですか?」

Aさん:「はい、そうです。
     最近自治体が補助金を出して婚活支援をしている所も多いんです。
     地元の友人に誘われたので参加してみたんです。」

私:「どんな感じでしたか?
   良い方は見つかりましたか?」

Aさん:「残念ながら(笑)。
     実はその時参加していた女性の中で
     輪の中にも入らず
     結局途中で帰ってしまった方がいたんですよ。」

私:「そうですか、何かあったんですかね?」

Aさん:「私は気になったんで、お声をかけてみたんですが
     彼女が言うには
    『参加者の年収が低すぎる。誰も私の条件に合う人がいない』と。」

私:「それは事前にプロフィールか何かで確認できるんですか?」

Aさん:「いえ、最初のフリータイムの時に全員に確認したみたいです。
     それだけでもびっくりしましたけど
     年収だけで全て却下というのも凄いと思って驚きました。」

私:「確かに凄い人ですね。」

Aさん:「確かに、地方なので東京のように年収の高い方は少ないです。
     でも年収は低くても不動産を持っているとか資産がある方も
     いらっしゃるんじゃないかと思うんですけどね。
     我々の仕事でも同じような事がありますよね?
     先日も給与条件が合いそうにないと思った企業に
     キャンディデートを紹介したら
     先方が気に入って破格の給与を提示してくれた事がありました。
     内容はちょっと違いますが
     最初から全てシャットアウトしてしまうのは
     もったいないなあと感じましたね。」

私:「そうですね。
   話してみたら何か違う展開が起こる事はよくありますね?」

Aさん:「そうなんですよね。
     一期一会ですから、一つ一つの出会いから
     何が始まるかわからないと思うんです。
     まあそもそも年収だけで結婚相手を探していらっしゃるのは
     ちょっと間違っている気がしますが(笑)。」

Aさんの言うような事例は、この仕事においてよくある事ですね。

一般的な求人要項というものは

不特定多数の人に対して開示された条件です。

しかし、ある特定のお一人とマッチングした時には

求人要項にはない新たな展開が起こる事は十分あり得ます。

また、このような新展開があるケースというのは

「条件」以外に大切な判断軸を双方が持っている場合に起こります。

従って

Aさんのお話に出てきた女性のように

条件だけのマッチングをしていたのでは

新展開は見えて来ないという事です。

転職する事と結婚相手を探す事とでは

視点も違うとは思いますが

どちらも人生における重要な選択である事は間違いありません。

自分自身の考え方を柔軟にすれば

出会いやご縁も自然と広がって行くだろうと思います。

「柔軟心
 やわらかいあたま 
 やわらかいこころ
 わか竹のような」                          みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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