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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「リクルートだから許された毒舌」

「リクルートだから許された毒舌」

今思い出すと、自分でも 

「よくあんな事が言えたな?」 

とあきれる事があります。

若かったし、いい気になっていたんでしょうね。

「でも、本当に思った事を言っただけだから仕方ない。

 あの場で俺が言わなかったら、誰が言うんだ?

 それが俺の役割だ。」

というのも本音ではあります。

RA(法人営業)を経験後

当時、史上最年少CA(キャリアアドバイザー)になったんです。

普通にCAとしての決定目標を持ちながら

新橋本社の職業紹介課長としてマネジメントも兼務していました。

完全なプレイングマネージャーです。

毎晩のように事務所のカギを閉めて帰宅していました。

また、毎週のマネージャー(支社長)会議にも出席しないといけなかったのですが

私以外は人材紹介業の実務経験がない部長さんで

年齢は10歳以上先輩でした。

実務経験がない人が見たり聞いたり想像したりで

「これがいいかもしれない。

 あれはダメかもしれない。

 ところで、武谷(たけや)は実際にやってみてどうだ?」

というようなパターンが繰り返されて、時間ばかり消費するわけです。

「こっちはプレイヤーもやっていて、毎月の目標も達成しないといけないのに

 こんな会議に毎週2時間も使ってられるか!!」

と思いまして、切れてしまいました。

私:「人の時間と自分の給料を何だと思ってるんですか?

   ここにいる出席者だけでも2時間で●●万円の人件費ですよ!!

   現場がわからないなら、貴方たちはどうせ暇なんだから

   自分でプレイヤーをやってみてくださいよ!!

   その上での会議なら

   今は何を議題にして、何を決めないといけないかなんて

   自然とわかりますよ。

   いちいち俺に質問するなら、全て俺の言う通りに決めてください!!」

皆さん、空いた口がふさがらず、シーンですね。

私の発言を聞いた役員は、おもしろそうにニヤニヤ笑ってました。

しかし、こんな無礼な事を言っても

その後、おとがめがあったわけでもないですし

特にどうって事はなかったです。

会議が終われば、皆、仲良く普通に話したり、飲みに行ったりです。

上司:「本当にお前は毒舌なんだから困るよ。」 とか言われるだけです。

その後、私も何社か転職して

「あのような言動は他社では許されないんだ」

という事に気づかされました。

リクルート事件も起こり

「リクルートの常識は世間の非常識」

と言われました。

普通の大人な会社から見れば、その通りです。

ただ、世の中を変えるとか、社会にインパクトを与える会社と言うのは

既に敷かれた既定路線上を歩くのではなく

非常識と言われても独自路線を歩んでいるケースが多いですよね。

世界を見渡してみて、急成長している会社を思い浮かべていただければ

容易にわかる事です。

常識にアンチテーゼを投げかける経営者やビジネスパーソンがいないと

イノベーションは起こりません。

「自分が自分にならないで

 だれが自分になる」                        みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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