「業績を上げたければ人間関係の改善に取り組め」
企業に限らず組織の中で必ずつきまとう問題が「人間関係」ですね。
転職理由のNo.1は、今も昔も「人間関係」です。
上司や同僚との人間関係に悩み
精神的な病気を発症してしまう人も大変多いです。
古今東西、人と人との関係が人間にとって一番の難題でしょうね。
人には好き嫌い、合う合わないと言う
理屈では解決できない部分がありますから
人間関係の問題が大変難しいです。
しかし、人間関係の問題が起こりにくくする事はできます。
人の好き嫌い以外に人間関係を引き起こす要因は
妬みや僻み・自己保身・ストレスによるものなど
人間が元々もっている感情に起因するものがほとんどです。
ある人だけが良い思いをしている、利益を得ている。
ストレスのたまる職場で、ストレス発散のために周囲に当たる人がいる。
自分の立場を守るために人を陥れる人がいる。
こうした状況が起こっている事が想定されます。
よくあるケースとして
昔からいる一部の社員が、わがもの顔に業務を仕切り
自分たちの立場を守るために、新しい人に不利益な言動をします。
こういう場合、新しく採用した人材が次々に短期間で辞めてしまい
同じ事を繰り返すケースが多いです。
経営者は「長く貢献してくれた社員を大切にしたい」という気持ちがあるので
永年勤続社員の理不尽な振る舞いに薄々気がついていながら
見て見ぬふりをしている事があります。
会社全体が実力主義偏重(業績オンリー評価)でストレスが多く
お客様の獲り合いや情報隠しが起こり
社員同士の関係が悪くなってしまうケースもあります。
このケースは、コミッション比率の高い小さな人材紹介会社で
よく見かけます。
従って、これらは社員だけの問題ではなく
会社としての組織体制や人事給与制度
更には、社長を筆頭にマネジメントを変える事によって
改善できるものも少なくありません。
また採用面でも
学歴や職歴だけではなく
協調性を重視する選考を行う事も大切です。
しかし、それだけ配慮をしても
人間関係の問題というものは完全にはなくなりません。
それほどの難題だけに
経営者は人間関係の問題を常に重視して
組織を運営しなければならないと考えます。
逆に言えば
会社が苦境にあっても
社員同士の人間関係が良ければ乗り越えられると思います。
実際、当社のクライアントを思い浮かべても
人間関係の良い会社、その問題の改善に取り組んでいる会社ほど
業績が伸びています。
「セトモノとセトモノと
ぶつかりッこすると
すぐこわれちゃう
どっちか
やわらかければ
だいじょうぶ
やわらかいこころを
持ちましょう」 みつを
合掌。