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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「権利主張する事は相応の責任を負う事である」

「権利主張する事は相応の責任を負う事である」

ある大手企業に勤務され

既に定年退職した方から伺ったお話です。

その方は、40年近く前に沖縄に赴任され

そこで労働組合の委員長をしていたそうですが

当時の沖縄の方々の熱意に本当に心を打たれたとの事です。

有名な大手企業で労働組合も大変強かったそうですし

本土の都市部では会員数も多く優秀な社員もたくさんいる。

それなのに定例会議にも参加しない癖に

会社に対して権利ばかりを主張する。

頭が良い人が多いので

理屈を並べる事には長けている。

一方、沖縄の労働組合の委員会には

毎回会場に入りきれないほどの組合員が参加し

会社と真剣に話し合おうとするその熱意に圧倒されたそうです。

本土から赴任してきた若い新米委員長にも

真剣に意見を述べ議論する。

時折、本社から出張で来た労働組合の人が

皆一様に驚くほど他の地域とは違っていたそうです。

当時返還間もなかった沖縄には

「本土に負けずに頑張ろう」

という気概があふれていたのでしょう。

混沌とした状況の中で

誰もが働く事と真剣に向き合っていたのでしょう。

そのお話を伺って

感じる事が色々とありました。

最近は「ブラック企業」が問題になり

働く人の雇用条件の改善に注目が集まっています。

もちろん、健全な労働環境を提供する事は

企業にとっても当然の義務です。

しかし、社員の人たちも真剣に会社と対峙する姿勢が大切だと思います。

権利を主張する事は、それ相応の責任を負う事でもあります。

時代は違いますが

働く社員の姿勢と企業の在り方の根本は

今も昔も変わらないなー、と感じました。

「わたしは
 今日の一日を
 大事に
 生きたろうか」                         みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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