「女性の直感にはかなわない」
人材紹介コンサルタントの仕事を始めて33年目になりますが
最近特に 「女性ならではの直感の鋭さ」 を実感しています。
わかる男にはわかるのでしょうが
私のような鈍感な男にはわからない 「女性ならではの直感」 です。
クライアント企業の中には、
女性社長もいらっしゃいますし、女性のご採用責任者の方もいらっしゃいます。
一方で、転職のご相談にお越しになる方々の50%は女性です。
私の長女が今月29歳、次女が27歳になりますし
普通に彼氏や結婚・出産に関する話もしますから
娘のようだけど対等な気持ちで
「何とか幸せになってほしい!!」
と思いながらお話しています。
実態としては
人材紹介業界の中でブラック企業と言われる会社で苦しんでいる女性も多くて
何とかしたいという思いもあります。
「女性活用」 と言う名の 「使い捨て」 は許せません。
「仕事&キャリア」 と 「結婚・出産・育児」 との狭間で悩んでいる女性が多いです。
そんな状況の中で
時々遭遇するのが 「女性ならではの直感」 を思い知る出来事です。
中でも多いのは、
女性キャンディデートを女性経営者や女性採用責任者にご紹介する時です。
人材紹介コンサルタントの仕事は営業的な仕事であり
男女関係なく、他の人材紹介コンサルタントと競ったり協力したりする世界なので
サッパリした女性が多いと思うのです。
しかし、どうもそんなに単純なものではないようですね。
簡単に申し上げると
「男性の本音はわかりやすいが、女性の本音はわかりにくい」
という事です。
最近は、男性でも直球ではなく、変化球ばかり投げてくる人もいます。
「本音を出すのが怖い」 というタイプですね。
ただ、それは初期の話であって
その後、ちゃんと本音でぶつかれば、一気に距離が近くなります。
ところが、人にもよりますが、女性の場合は少し違う気がします。
結論から申し上げると
「最後の最後にやっと本音がわかる」
という感じです。
もちろん、男性の私には
「言いやすい事」 も 「言いにくい事」 もあると思います。
しかし、前日まではすっかり
「A社を選択するだろうと確信していた人が、翌日にはB社を選択する」
というような事態に遭遇して驚くわけです。
その事を女性に相談すると
「あー、何となくわかります。
多分、●●●●●のような理由があるんでしょう。」
と言われて
「へー、そうなんですか?
全然わかんなかったです。」
と驚くわけです。
更には
「武谷(たけや)さんより、女性の事は私の方がわかると思うから。
女性ならではの直感ですよ。」
と言われると、結構敗北感がありますね。(笑)
先日も、クライアントの女性社長さんに同じ事を言われました。
まあまあ、男性も女性も私をうまく利用してください。
惜しみなく、表も裏も情報提供します。
結果良ければ、それで良しです。
「なやみはつきないな
生きているんだもの」 みつを
合掌。